有村架純「どうする家康」瀬名のラストに「自然と涙」 「殿に対する精いっぱいの思いが見えた気がします」

2023年7月2日 / 21:05

瀬名役の有村架純(左)と徳川家康役の松本潤 (C)NHK

 嵐の松本潤が主演するNHK大河ドラマ「どうする家康」の第25回が2日に放送され、家康の妻である瀬名(築山殿)を演じた有村架純からコメントが届いた。

 第25回の副題は「はるかに遠い夢」。武田勝頼(眞栄田郷敦)の手で暴かれた、瀬名と息子の松平信康(細田佳央太)の計画。

 それはやがて織田信長(岡田准一)の知るところとなる。2人の始末をつけなければ織田と戦になる。それでも徳川家康(松本)は信長の目を欺き、妻子を逃がそうと決意するが…というストーリーだった。

 第25回の台本を初めて読んだときの印象を聞かれた有村は「自然と涙が出てきました。瀨名が殿と過ごした日々を思い出し、瀬名の本当の気持ちを想像したときに、ぐっとくるものがありました」と明かした。

 また、「『(脚本の)古沢(良太)さんは瀨名のラストを苦しみながら書かれていたよ』と監督経由で伺ったのですが、それぐらい瀨名のラストに向けて、古沢さんも力を込めて描いてくださっていたのかなと思います」とコメント。

 「23回で信康にはかりごとを打ち明けるところから最期をどうやって迎えるのかなと思いながら読み進めましたが、第25回では瀬名の殿に対する精いっぱいの思いが見えた気がして、結末には納得感がありました」と語った。

 “瀨名のはかりごと”については、「家族を思ってのことだったと捉えて演じました。殿が内に秘めていた『戦のない世を造る』という決意を瀨名は感じ取っていて、『殿ができないなら私がやる』ということではなく、『殿の夢を一緒に追い駆けたい』という気持ちだったのかなと」。

 「そして第19回でお万から言われる『政もおなごがやればよいのです』という言葉も一つきっかけになり、殿の夢を一緒に追うために、女の自分ができることは何だろうと具体的に考えたのかなと思います」と語る。

 息子の信康に関しては、「あんなに心優しかった信康が簡単に人をあやめるようになるなんて…とショックを受けたと思いますし、戦国時代なので仕方のないことかもしれないけれど、本人の心が壊れてしまっている以上、親としては『仕方ない』では済ませられない。瀨名の中では複雑に受け止めていたと思います」とコメント。

 続けて、「苦しんでいる信康をどうすれば救えるだろうと考えたときに、やはり世の中から争いごとをなくすということしか方法がなくて…。瀨名のはかりごとは、殿の夢を一緒に追うためでもありますが、息子を守るためでもあり、愛する家族のことを思い、『これだ』と心に決めた方法で迷いなく実行していったのかなと思います」と語った。

 
  • 1
  • 2

芸能ニュースNEWS

「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」「最後、全部生田斗真に持っていかれたわ」「今まで文句を言いながらも見続けてきた人へのご褒美みたいな回だった」

ドラマ2025年11月20日

 「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ系)の第8話が、19日に放送された。  脚本・三谷幸喜、主演・菅田将暉による本作は、1984年の渋谷「八分坂(はっぷんざか)」を舞台に、1人の演劇青年が老若男女総勢25人超の … 続きを読む

「スクープのたまご」日向子の背後を追う“謎の男”が登場 「事件の概要が見えて面白くなってきた」

ドラマ2025年11月19日

 奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の第7話が、18日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、週刊文春を徹底取材して書かれた大崎梢氏の同名小説を実写化。大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、1人の若き新 … 続きを読む

「新東京水上警察」予想外の犯人逮捕、“日下部”加藤シゲアキの求婚に反響 「神鬱回でおもろかった」「切ないプロポーズで苦しい」

ドラマ2025年11月19日

 佐藤隆太が主演するドラマ「新東京水上警察」(フジテレビ系)の第7話が、18日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、水上警察を題材にし、佐藤隆太演じる碇拓真刑事と水上警察署のチームが、東京の海や川を警備艇で駆け巡り事件を追う、大 … 続きを読む

「娘の命」“レイコ”齊藤京子がラスボス“沙織”新川優愛に宣戦布告 「ヘビーな展開で驚いた」「ボスママはさすがに手強い」

ドラマ2025年11月19日

 齊藤京子と水野美紀がW主演するドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(カンテレ・フジテレビ系)の第7話が、18日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、55歳の母・篠原玲子(水野)が、壮絶なイジメで娘を死に追いや … 続きを読む

「ちょっとだけエスパー」「分かってきたことと深まる謎とで次回も楽しみ」「とにかく四季ちゃん(宮﨑あおい)がかわいらしい。私も文太(大泉洋)と一緒にドキドキ」

ドラマ2025年11月19日

 「ちょっとだけエスパー」(テレビ朝日系)の第5話が、18日に放送された。  本作は、会社をクビになり、人生詰んだサラリーマン(大泉洋)が、“ちょっとだけエスパー”になって世界を救う姿を描く完全オリジナルのSFラブロマンス。脚本は野木亜紀子 … 続きを読む

Willfriends

page top