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笑福亭笑瓶「カムカムエヴリバディ」で西山太役 「気を使いながらずうずうしい演技をしています」

西山太役の笑福亭笑瓶 (C)NHK

 深津絵里が2代目ヒロインのるいを演じるNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」。るいが働く「竹村クリーニング店」の近所にある映画館の館主で町内会長の西山太役を演じる笑福亭笑瓶からインタビューコメントが届いた。

 “朝ドラ”への出演は今回が初めて。「うれしかったと同時に、びっくりしました。今までのお芝居は割と標準語の役を頂くことが多かったんです。ちゃきちゃきの江戸っ子とか。それが大阪言葉の役柄で声を掛けていただいて、お芝居ができて本当に光栄です」と喜ぶ。

 自身の役柄については、「初めに登場するシーンから、ずうずうしいんですよ。急にクリーニング店に入ってきて、断りもなく店先に『貼らしてもらうで』と勝手にポスター貼るような男なんです。当時の商店街はみんな仲が良かったという環境だったとしても、あまりにもずうずうしい。僕自身は気配りをするタイプなので、気を使いながらずうずうしい演技をしています」と笑った。

 演じる上では、「僕はお笑いの人間なので、あまりにもデフォルメしたせりふ回しとか表情を作るとコントみたいになってしまうんです。そういう怖さもあって、内からにじみ出てくる演技だったり、性格俳優的な微妙なタッチを出そうとは努力しました。演出の方から駄目出しをされなかったので大丈夫かなと思いながら、どうにかこうにかシーンを重ねてきた感じです」と明かした。

 また、「映画館の館主なのに、映画館のセットに入ったこともない。ほとんどのシーンは竹村クリーニング店で平助(村田雄浩)と和子(濱田マリ)とおしゃべりをしているか、割引券を配っているかで。割引券を配る演技も苦労しています。演出の方から『割引券を2束持ってください』と言われるんですが、ポケットがパンパンで出しづらいんです」と苦笑した。

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