上白石萌音が初代ヒロインの安子を演じるNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」。ドラマの語りを担当している城田優からインタビューコメントが届いた。
城田は、今回のオファーについて「光栄の一言に尽きます。以前『純と愛』に出演させていただきましたが、役者として出演するのとはまた違う。正直に言えば、今回のオファーの方がうれしいかもしれません。というのも、ナレーションは、物語の世界観を作るのに一番重要なパートで、その物語の核となる部分を僕に任せていただけるのが本当に光栄なことだからです」とコメント。
また、「僕は最終話まで登場しますが、今回はヒロイン3世代にわたる物語なので、恐らく出番が一番多いのは僕です。これはもう“第4のヒロイン”と言ってもいいのではないでしょうか」と語った。
劇中では、英語と日本語を織り交ぜたナレーションを担当。城田は「僕はスペイン人と日本人のハーフなので、スペイン語の発音なら直されることはないのですが、英語は10代から独学で学んだ言語で、決してネーティブではなく、多少日常会話が話せる程度です。新しい台本を頂いて、英語のナレーションがあると、いまだに『わ! 英語がある』ってなります」と苦笑した。
上白石演じる安子については、「本当に素晴らしい。何度も泣かされたし、彼女が笑っているとこちらも幸せになります」と絶賛。
そして、「安子は英単語を毎日一つ覚えるごとに、戦地に行った稔(松村北斗)に会える日が近づくと信じていました。残念なことにその希望はかなわなかったですが、信じるということが人生では何よりも大切。いま薄暗い闇の中にいて前に進むエネルギーが必要な方々に、少しでも栄養となるようなものを、毎日15分間見ていただくことで蓄えてもらえればと願っています」と語った。