「第75回毎日映画コンクール 表彰式」が17日、東京都内で行われ、『アンダードッグ』で2度目の男優主演賞を受賞した森山未來が登壇した。
崖っぷちボクサーの晃を演じた森山は「なかなかはい上がりたくてもはい上がれない晃がいろんな出会いを経て、もう一度自分を立ち上げていく話。この時期、どうしても自分では選択できない境遇によって苦しんでいる方もいると思う。そういう方たちの後押しができるような映画になればと思ったし、自分もこの映画に携わったことでグッと底上げされたような気がしています」と思いを語った。
俳優のほか、ダンサーとしても活動している森山。司会者の生島ヒロシから「これからどちらに力点を置く?」と尋ねられると、「そういうふうに考え続けると自分自身が分裂しちゃうので、あまり気にせず、素直に表現する場所に向いていけたら」と語った。
「普段から感覚的に動いたりするらしいですね?」と聞かれると、「そうですかね。今日も自転車で来ましたが、気持ちよかったです」とコメント。生島から「さすがに主演男優賞で自転車で来た人、初めてじゃない?」と指摘されると、「まあ近所なんです」と笑った。