宮沢氷魚、大鶴佐助との二人芝居に挑戦 「こんなに精神的に追い込まれたのは初めて」

2020年9月17日 / 17:56

宮沢氷魚(左)と大鶴佐助

 舞台「ボクの穴、彼の穴。The Enemy」公開舞台稽古と取材会が17日、東京都内で行われ、出演者の宮沢氷魚、大鶴佐助、演出のノゾエ征爾氏が出席した。

 本作は、松尾スズキが初めて翻訳したことで話題となった絵本を基に、ノゾエ氏が翻案、脚本、演出を手掛けた舞台の再演。戦場の塹壕に取り残され、見えない敵への恐怖と疑心暗鬼にさいなまれる2人の兵士の物語。

 宮沢は「このご時世、ちゃんと幕が開くか不安もありましたが、こうやって無事に初日を迎えられることをうれしく思います」と笑顔で語った。

 大鶴は「今やっと、長い公開稽古が終わったところですが、『やっぱり人が(客席に)いる』って全然違うなって、氷魚ちゃんとも話していたところ。エネルギーをもらえるし、感慨深いものがあります」としみじみ語った。

 “見えない敵”との闘いを描く本作。稽古での苦労を問われた宮沢は「舞台は5作目ですが、こんなに身体的にも精神的にも追い込まれたのは初めて。作品の内容もそうだけど、初めての二人芝居。最初、お話を頂いたときに“せりふが多いんだろうな”と思ったけど、実際にやるとすごい分量で…」と苦笑した。

 それでも「優しいノゾエさんの支えもあって、しんどかったけれど楽しめた。(舞台は)しんどいけど、好きなんだなと改めて再確認できました」と手応えを口にした。

 宮沢と3度目の共演となった大鶴は「氷魚ちゃんがこんなに打たれ強いとは知らなかった。(稽古中も)グロッキーなところから、やってやって、はい上がってきた。そういう姿を初めて見たんで、役者としてもすごく信頼できるし、頼りがいがある。僕も一緒に頑張るぞと思いました」と笑顔で話した。

 舞台は、17日~23日、都内、東京芸術劇場のプレイハウスで上演。


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