寺島しのぶが足立梨花の毒娘ぶり称賛 「初めて会ったときに『毒だ』と思えた」

2019年6月26日 / 10:22

毒親と毒娘を演じた寺島しのぶ(左)と足立梨花

 WOWOW「連続ドラマW 湊かなえ ポイズンドーター・ホーリーマザー」完成披露試写会が25日、東京都内で行われ、出演者の寺島しのぶ、足立梨花、清原果耶、中村ゆり、倉科カナ、吉田康弘監督、滝本憲吾監督、原作者の湊かなえ氏が出席した。

 本作は湊氏の短編集を原作に、母と娘、姉と妹、友だち、男と女を題材に、愛おしい愚か者たちが織りなすミステリードラマを全6話で描く。

 第1話と第2話で、毒親と毒娘役で対立した寺島と足立。寺島は、自分に負けないくらいの毒娘を演じた足立を称賛。「結構お母さんはエグいことを言うので、あまり娘がかわいそうと思わせすぎるとバランスが悪いと思われてしまいますが、足立さんとは初めて会ったときに『毒だ』と思えたんです」とコメント。足立は「褒められてる気がしない」と苦笑いを浮かべつつ、「そう言っていただけてうれしいです」と喜んだ。

 清原は、第3話で、すべて自分のせいだと信じ続ける女性を演じた。清原は「真っすぐな子ですが、何かアクションを起こす度に、そのアクションに愛が大きく詰まりすぎてしまって。撮影はギュッと短い期間でしたけど、とにかく労力を使いました」と振り返った。

 第4話で、ライバルに嫉妬心を燃やしながら脚本家を目指す女性を演じた中村は、「黒いことも思ったりするけど、きっと誰もが思ったことのある感情だと思って、とても共感できました」とコメントした。

 第5話で、優しすぎて殺人を犯してしまう女性を演じた倉科も「『優しいとは何か』という価値観が揺らぐような作品。現場にいても、世の中は回っていくのに自分だけが置いていかれる感覚があり、とても疎外感を感じましたね。撮影中は苦しかったですが、現場はとても楽しかったです」と振り返った。

 トークの最後には原作者の湊氏も出席。「善人だけどどこかでボタンのかけ違いが起きたり、足を踏み外してしまったり。女性だったらどなたかに気持ちを寄り添わすことができると思いますし、男性も身近にいらっしゃる女性を誰か思い浮かべるはず。どこか自分の世界の延長として作品を楽しんでいただけたらと思います」と解説していた。

 ドラマは7月6日から、WOWWOWプライムで毎週土曜午後10時に放送。


芸能ニュースNEWS

市川團十郎、お正月に「忠臣蔵」 現代ならではの視点を織り込んで作り上げる

舞台・ミュージカル2024年11月21日

 松竹創業百三十周年「双仮名手本三升 裏表忠臣蔵」取材会が21日、東京都内で行われ、市川團十郎が登壇した。  2年間にわたる襲名披露興行を終えた十三代目市川團十郎。今回の公演では、寛延元年(1748年)に初演されて以来、およそ280年にわた … 続きを読む

「全領域異常解決室」エピソード0的伏線回収に反響 「7話でエピソード0を持ってくるこの構成すごすぎる」

ドラマ2024年11月21日

 藤原竜也が主演するドラマ「全領域異常解決室」(フジテレビ系)の第7話が、20日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  雨野小夢(広瀬アリス)は、自分が天宇受売命という神だと気付く。そして話は、4カ月前にさかのぼる。全決で食事を振舞ってい … 続きを読む

「民王R」“秋保”黒川想矢と入れ替わった“泰山”遠藤憲一、若者の闇を知る 「いろいろ考えさせられて、ちょっと泣きそう」

ドラマ2024年11月20日

 遠藤憲一が主演するドラマ「民王R」(テレビ朝日系)の第5話が、19日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、2015年に遠藤憲一・菅田将暉のW主演で放送された痛快政治エンターテインメント「民王」の続編で、総理大臣・武藤泰山(遠藤 … 続きを読む

「ウイングマン」菊地姫奈、大原優乃のアクション、桂氏の出演に反響 「大原優乃と菊地姫奈が特に光ってた」

ドラマ2024年11月20日

 藤岡真威人が主演するドラマ「ウイングマン」(テレビ東京系)の第5話が、19日深夜に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、特撮オタクの高校生・広野健太(藤岡)が、異次元から来たアオイ(加藤小夏)のドリムノートに、空想のヒーロー“ウ … 続きを読む

「あのクズを殴ってやりたいんだ」「腹筋キスはやば過ぎた」「奈緒ちゃんのボクシングすご過ぎ!」

ドラマ2024年11月20日

 ドラマ「あのクズを殴ってやりたいんだ」(TBS系)の第7話が、19日に放送された。  本作は、人生どん詰まりの主人公・ほこ美(奈緒)が、カメラマンの葛谷海里(玉森裕太)と出会い、一念発起してボクシングを始める姿を描いた、クズきゅんラブコメ … 続きを読む

Willfriends

page top