映画『さよならくちびる』の完成披露イベントが24日、東京都内で行われ、出演者の小松菜奈、門脇麦、成田凌、塩田明彦監督が登壇した。
本作は、人気デュオ「ハルレオ」のハル(門脇)とレオ(小松)が、付き人シマ(成田)と共に巡った解散ツアーを描く、青春音楽ロードムービー。
門脇と小松は、劇中で歌とギター演奏を披露。共にギター初心者の2人は、各自で練習を重ねるほか、一緒に渋谷のカラオケボックスにギターを持ち込み、プライベート・レッスンも行ったという。門脇は、「そこで、独りで黙々と練習している孤独感を菜奈ちゃんも味わっているんだと気付いた。共に闘っているんだ、頑張ろうと思える良いターニングポイントになった」と振り返り、小松も「麦ちゃんという信頼できる人がいるから頑張れた。2人で合わせる時間が楽しかった」と笑顔を見せた。
この日は、2人に主題歌「さよならくちびる」を提供した秦基博も駆け付け、レコーディング時のエピソードを語った。
秦は2人の指導について「なるべく楽しく、褒めて伸ばせたらいいなと思って、良いところを伝えながらやった。小松さんの歌も良いものが録れたのですが、後日スタッフさんに『どうせお世辞だよ』と(小松さんが)言っていたと聞いて…」と苦笑。小松は「緊張してたんです。秦さんが褒めてくださるのですが、不安で仕方なかった。実は怖い人なのかな、『本当に下手くそだな』とか言われるんじゃないかと…」と釈明。秦から「どんなイメージを持ってたんですか」と突っ込まれると、「実際も、優しい人でした」と強調し、笑いを誘った。
映画は5月31日、公開。