池井戸潤「萬斎さんは小説を読んでいないに違いない」 香川照之「萬斎さんに安心して寝ていただけるように頑張りました」

2019年2月2日 / 16:25

野村萬斎(左)と香川照之

 映画『七つの会議』公開初日舞台あいさつが1日、東京都内で行われ、出演者の野村萬斎、香川照之、及川光博、片岡愛之助、朝倉あき、吉田羊、北大路欣也、福澤克雄監督が登場した。

 本作は、池井戸潤氏の同名小説を映画化。物語の舞台は「結果が全て」という中堅メーカー。社内で起きたパワハラ騒動をきっかけに、そこに隠された謎が、社員たちの人生と会社の存在を揺るがすことになる。

 公開初日を迎え、萬斎は「“正義とは何か?”と、大きなものを扱っている気がします。個人のつながりではなくて、もっと大きな日本の企業のあり方を含めた問題提起にもなったんじゃないかと感じております」と語った。

 モーレツ管理職の北川を演じた香川は、ぐうたらで眠ってばかりの社員・八角を演じた萬斎との数々の対決シーンについて、「ご存じのように、萬斎さんはただ寝ているだけなので。これは僕がやらなきゃしょうがないということで、萬斎さんに安心して寝ていただけるように頑張りました」と振り返った。

 イベントでは、池井戸氏からの手紙がサプライズで読み上げられた。「映画の八角の姿は、原作のイメージとかけ離れたもので、きっと萬斎さんは小説を読んでいないに違いないと勝手に決めつけておりました。ところが、先日、萬斎さんとの対談で、原作をしっかり読み込んで撮影に臨まれたと伺い、本当に驚きました。原作の役柄を知った上で、あの八角像を作られたのは天賦の才能以外の何ものでもありません」と絶賛。

 その言葉に、萬斎は「お褒めの言葉を頂戴して恐縮至極でございます」と述べた。

(左から)福澤克雄監督、朝倉あき、及川光博、野村萬斎、香川照之、片岡愛之助、吉田羊、北大路欣也


芸能ニュースNEWS

「光る君へ」第二十八回「一帝二后」大河ドラマの醍醐味を改めて感じた“一帝二后”に至る人間ドラマ【大河ドラマコラム】

ドラマ2024年7月27日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「光る君へ」。7月21日に放送された第二十八回「一帝二后」では、一条天皇(塩野瑛久)が皇后・定子(高畑充希)と中宮・彰子(見上愛)という史上初めて二人の正妻を置く“一帝二后”に至る過程が描かれた。この回では、 … 続きを読む

「ギークス」謎の“監察官”の登場に視聴者驚き 「スパイじゃなかった」「そういうことか?」

ドラマ2024年7月26日

 松岡茉優が主演するドラマ「ギークス~警察署の変人たち~」(フジテレビ系)の第4話が、25日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、警察署に勤務する、卓越した知識や技術を持っているのに人間関係が苦手な“3人の女ギーク”(=賢いオタ … 続きを読む

「クラスメイトの女子、全員好きでした」“脛男”木村昴のまさかの展開に反響 「やっぱ、野呂佳代が出ているドラマにハズレなし!じゃない?」

ドラマ2024年7月26日

 木村昴主演、新川優愛出演ドラマ「クラスメイトの女子、全員好きでした」(日本テレビ系)の第3話が、25日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は偶然手に入れた小説を盗作し、人気作家となった枝松脛男(木村)が、中学時代に恋したクラスメ … 続きを読む

「スカイキャッスル」“セレブ妻”のマウントバトルが開幕 「お受験系&高級住宅地が舞台のドラマとか最高」

ドラマ2024年7月26日

 松下奈緒が主演するドラマ「スカイキャッスル」(テレビ朝日系)の第1話が、25日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、韓国の人気ドラマ「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」をリメーク。誰もがうらやむ経歴と容姿に恵まれた完璧セレ … 続きを読む

「新宿野戦病院」「英語と岡山弁混ぜてしゃべっていい日本人は藤井風だけ」「俺を誰だと思ってるんだ、俺だぜ」

ドラマ2024年7月25日

 脚本・宮藤官九郎氏の「新宿野戦病院」(フジテレビ系)の第4話が、24日に放送された。  本作は新宿・歌舞伎町にある病院を舞台に、さまざまなバックボーンを持つ“訳あり”な登場人物たちが交錯する社会の構図をテーマとし、ときにユーモアを織り交ぜ … 続きを読む

Willfriends

page top