安藤サクラ「納豆ご飯のようだった」 “是枝組”での幸せな撮影を振り返る

2018年6月9日 / 18:14

(前列左から)是枝裕和監督、佐々木みゆちゃん、(後列左から)安藤サクラ、リリー・フランキー、城桧吏くん

 映画『万引き家族』の公開記念舞台あいさつが9日、東京都内で行われ、出演者のリリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、池松壮亮、樹木希林、子役の城桧吏くん、佐々木みゆちゃんと是枝裕和監督が登壇した。

 本作は、東京の下町を舞台に、犯罪でしかつながれなかった家族の“許されない絆”を描いた物語。第71回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールに輝いた。

 是枝監督は「本当はもう少し小さく生んで小さな声で届けていこうと思ってスタートした作品でしたが、結果的にこんなに広く遠くまで届くことができたのは、スタッフとキャストがとてもいい形で支えてくれたおかげ。すごくうれしいです」と感謝を述べた。

 安藤は、是枝組での撮影を振り返り「穏やかで落ち着く感じ。ここにいる皆さんはものすごい方たちで、まるでキャビアを食べている感じなのに、納豆ご飯のようだったんです。初日を迎えて、この家族も一つ区切りがつくのだと思うと、悲しくて仕方ないです」と独特の表現で語った。

 撮影は2日だけだったという池松は「見終わったときにものすごく興奮して是枝さんについ握手を求めて『カンヌ取ってきてください』と言っちゃった。図々しいことしちゃったなと思っていたけど、本当にカンヌからとんでもないお土産を持ってきてくれて、まさか平成の終わりにこんなことが起こるなんて、ものすごくうれしいです」と興奮を伝えた。

 同映画祭に参加した樹木は「カンヌというのは全世界の映画の関係者が、いろんな思い、お金を掛けてやってくる本当にすごい場所。その中でみんなが目指しているのがこのパルムドール。正月もないような、寒くて汚い撮影の中で、夏のシーンを撮ったんです。あんな貧しいのがヒョイと(大賞を)取れるのというのは偶然じゃない。これだけは申し上げたい」と毒舌を交えながら、是枝監督に賛辞を送った。

 この日は、子役のみゆちゃんが“お手製”のパルムドール像を是枝監督にプレゼントする一幕も。是枝監督は「本物はプロデューサーにあげて、僕はこっちをいただこうと思います」と喜び、改めて「“納豆ご飯のような映画”なので、毎日食べられると思います」と、おちゃめにアピールした。

(左から)是枝裕和監督、樹木希林、佐々木みゆちゃん、安藤サクラ、リリー・フランキー、城桧吏くん、松岡茉優、池松壮亮


芸能ニュースNEWS

「スクープのたまご」事件班が総出で“連続不審死事件”の真相に迫る 「ニコちゃんが優し過ぎて怪しい」「まだまだ謎が多い」

ドラマ2025年12月3日

 奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の第9話が、2日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、週刊文春を徹底取材して書かれた大崎梢氏の同名小説を実写化。大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、1人の若き新人 … 続きを読む

「娘の命」“沙織”新川優愛は最強過ぎるモンスター 「レイコは勝てるのか」「優奈の夫とはどういう関係?」

ドラマ2025年12月3日

 齊藤京子と水野美紀がW主演するドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(カンテレ・フジテレビ系)の第9話が、2日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、55歳の母・篠原玲子(水野)が、壮絶なイジメで娘を死に追いやっ … 続きを読む

「新東京水上警察」“碇”佐藤隆太、“礼子”山下美月の好意に気付く!? 「碇さん、自分に向けられる好意には鈍い系?」

ドラマ2025年12月3日

 佐藤隆太が主演するドラマ「新東京水上警察」(フジテレビ系)の第9話が、2日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、水上警察を題材にし、佐藤隆太演じる碇拓真刑事と水上警察署のチームが、東京の海や川を警備艇で駆け巡り事件を追う、大迫 … 続きを読む

「じゃあつく」ラストの“勝男”竹内涼真の思いに反響 「今なら最強のカップル」「ハッピーエンドになってほしい」

ドラマ2025年12月3日

 夏帆と竹内涼真がW主演するドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(TBS系)の第9話が、2日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、“恋人ファースト”ゆえに自分を見失ってしまった山岸鮎美(夏帆)と、“料理は女が作って当たり … 続きを読む

「ちょっとだけエスパー」「来た! 岡田将生の闇落ち演技」「すごみが増してきた。もう“ちょっとだけ”どころじゃない」

ドラマ2025年12月3日

 「ちょっとだけエスパー」(テレビ朝日系)の第7話が、2日に放送された。  本作は、会社をクビになり、人生詰んだサラリーマン(大泉洋)が、“ちょっとだけエスパー”になって世界を救う姿を描く完全オリジナルのSFラブロマンス。脚本は野木亜紀子氏 … 続きを読む

Willfriends

page top