松岡茉優『万引き家族』で新境地 是枝裕和監督と祝福のハグ

2018年6月2日 / 17:55

 是枝裕和監督(左)と松岡茉優

 第71回カンヌ国際映画祭で、最高賞「パルムドール」に輝いた映画『万引き家族』の是枝裕和監督の講義「マスター・オブ・シネマ」が2日、東京都内の早稲田大学で行われ、女優の松岡茉優がゲストで登壇した。

 カンヌでの受賞後、初の公の場への登場となった松岡は「是枝監督、パルムドール、おめでとうございます」と祝福し、歓喜のハグとハイタッチを交わした。

 松岡は、『万引き家族』に出演した際は「今までの経験則でお芝居をしたら、1回もOKが出なかった。だから、自分の中でシステム化していたものを全て捨てたんです」と明かした。

 さらに、共演の安藤サクラに対しては「全女優にとって、『うそでしょ』と絶望的になるぐらい素晴らしいお芝居をしている。私が10年後に、サクラさんのレベルに達しているかといえば難しい」と語った上で、「いつかはサクラさんと同じ笑顔で(カンヌの)レッドカーペットを歩きたい」と夢を膨らませた。

 松岡は子役から活躍しているが、「不遇の子役と女子中高生時代があったので、キャリアはギュッとすれば5年くらい。小さい頃から、是枝監督と三谷幸喜さんとお仕事をするのが目標だった」という。

 『万引き家族』の後、三谷氏作・演出の舞台「江戸は燃えているか」への出演を果たし、「人生のチャプター1は終わった。チャプター2は、人として豊かになりたい。年輪が分厚くならないと樹木希林さんやサクラさんのような芝居はできないので、いろいろな新しいものを吸収し、インプットしたい」とさらなる意欲を見せた。

 是枝監督は「『万引き家族』では、各世代の一番うまい人を集めるのがテーマだった。希林さんやサクラさんに太刀打ちするには、相当なものを持っていないと駄目だから」と松岡の演技を評価した。それを聞いた松岡は「やったーっ」と喜びの声を上げた。

 映画は6月8日からTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー。


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