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木梨憲武、映画主演に「ジジイで良かった!」 現場で開店した「焼き鳥屋」も大繁盛…?

約16年ぶりに映画主演を務めた木梨憲武

 映画『いぬやしき』の完成披露試写会が29日、東京都内で行われ、出演者の佐藤健、木梨憲武、本郷奏多、三吉彩花と佐藤信介監督が登壇した。

 本作の主人公は、定年を目前に控えた初老のサラリーマン・犬屋敷壱郎(木梨)。ある日、謎の事故で“機械の体”に生まれ変わった彼は、同様の体で大量殺人を重ねる高校生・獅子神皓(佐藤)と激しく対立していく。

 約16年ぶりに映画主演を務めた木梨は「犬屋敷とは実際に2歳しか違わない。ジジイでなければジジイ選抜の代表選手にもなれなかった。本当にジジイでよかった!」と喜びを口にした。佐藤は「自分の芝居なので反省点もありましたが、そんなこと関係ないぐらいVFX(視覚効果)の仕上がりにびっくりした。VFXにも注目して」とアピールした。

 撮影中のエピソードで、三吉が「待ち時間が結構長かったのですが、スタジオの外からいい匂いがするなと思って出てみたら、木梨さんが焼き鳥を焼いていた」と告白。待ち時間が多い出演者たちのために、スタッフが用意したもので、木梨は「待ち時間はいつもそこで僕が店を開いていました。後半は焼き鳥屋がメーンだった。監督に呼ばれて1、2秒のカットを撮ったらすぐに火の元に戻る毎日。演技より炊き出しのほうが大変だった」と冗談めかして話した。

 焼き鳥以外にも「餅、カレー、豚汁、ステーキ、そして甘い食べ物も充実していた」と胸を張る木梨だったが、肉体改造中だった佐藤だけは、「焼き鳥だけ食べました。お餅とかもすごく食べたかったんですが我慢しました」とポツリ。木梨は「この方は、毎日自分の摂るカロリーとタンパク質をすべて計算されていて、お弁当にも一切、手を出さなかった」と、そのストイックぶりに感心していた。

 映画は4月20日から全国東宝系にてロードショー。

(左から)本郷奏多、佐藤健、木梨憲武、三吉彩花、佐藤信介監督

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