“世界に見せたい日本のドラマ”というコンセプトのもと、優れたテレビドラマを表彰する「東京ドラマアウォード2017」授賞式が26日、東京都内で行われ、堺雅人、新垣結衣、草刈正雄、仲里依紗、星野源、山田孝之、松重豊、小越勇輝、倉本聰氏ほかが出席した。
本アウォードは今年で10周年。昨年のNHK大河ドラマ「真田丸」からは、堺が主演男優賞、草刈が助演男優賞を受賞。父・真田昌幸役の草刈は「すばらしい役を頂いた」、息子・真田信繁(幸村)役の堺は「真の主役は父だったり兄だったり主君だったり。“助演”を1年間積み重ねたと思っています。共演者の方々のおかげだと思う」と喜びを語った。
「あなたのことはそれほど」(TBSテレビ)で助演女優賞を受賞した仲は「地味な役をやらせてもらうのが初めてだった。自分でも知らなかった引き出しを見つけることができて勉強になった」と話した。実生活での妻・母親ぶりが役作りにも反映できたといい、「寝ている赤ちゃんを置いて、寝かせたままお芝居が全部うまくいったときは『やっぱり母だね』と言われてうれしかった」と明かした。
作品賞〈単発ドラマ部門〉のグランプリを受賞した「破獄」(テレビ東京)からは、史上最悪の脱獄犯を演じた山田が代表として出席した。作品が伝えたいメッセージを尋ねられると「うーん、その辺はプロデューサーに聞いてもらえれば」と丸投げして笑いを誘った。