蒼井優、松坂桃李の“ゲス男”ぶり絶賛 「こんな薄いせりふをよく真顔で言えるな」

2017年9月29日 / 10:34

自分勝手で嫌な女を演じた蒼井優

 映画『彼女がその名を知らない鳥たち』の完成披露試写会が28日、東京都内で行われ、出演者の蒼井優、阿部サダヲ、松坂桃李、竹野内豊、白石和彌監督が登壇した。

 本作は沼田まほかる氏の人気ミステリー小説を映画化。クレーマーで自分勝手で嫌な女・十和子を演じた蒼井は、観客への初お披露目に「ワナワナしています」と苦笑い。自身の演じた役を「演じれば演じるほど最低」と振り返り、「でも(松坂、竹野内など)自分より最低な人が出てくるからちょっと救われてみたり…。本当にクズ合戦みたいな感じでした」と笑わせた。

 そんな嫌な女・十和子に異様な執着を見せる不潔で下劣な男・陣治を演じた阿部は「(現場で)すぐ汚されるんで、もうどうでもいいかなって。落ちたお弁当も平気で食べていました」とあっけらかん。「水虫設定」で爪をガタガタに見せるために「初めてネイルを温める機械に手を入れた」といい、「それで買い物に行ったら、(店員に)2度見されました」と切ないエピソードも語った。

 妻子がありながら十和子と肉体関係を結ぶゲスな男・水島を演じた松坂は「ゲス。本当にその一言に尽きます。女性の敵。それぐらいペラペラペラ男です。共感できたら終わり」とクズっぷりを強調。「今、僕の名前の入っているうちわを持っている人もいるけれど、帰る時にはゴミ箱に捨ててると思う」と冗談交じりに話した。蒼井も「松坂さんはこんな薄いせりふをよく真顔で言えるなって、ツボに入って笑いが止まらなかったことも」とコメント。そんな男の役だが松坂は、オファーが来た際、「ここまで薄っぺらい男もなかなかできない」と思い、即決したという。

 竹野内は、十和子の昔の恋人で別れる時に彼女にひどい仕打ちをした黒崎を演じた。蒼井が「まさか竹野内さんに受けていただけるとは…」と驚くほどの“クズ男”だが、当の竹野内はむしろ「これだけの豪華な共演者の中でちゃんと(自分が)できるかと不安だった」という。

 蒼井については「いつかご一緒できたらと思っていた女優さん。本物の女優さんだなと改めて感じた。飾り気のない普通の感覚を持った方で、女優である前に(人として)すてきな方だと思いました」と褒めちぎった。

 映画は10月28日から全国公開。

(左から)松坂桃李、蒼井優、阿部サダヲ、竹野内豊


芸能ニュースNEWS

「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」「最後、全部生田斗真に持っていかれたわ」「今まで文句を言いながらも見続けてきた人へのご褒美みたいな回だった」

ドラマ2025年11月20日

 「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ系)の第8話が、19日に放送された。  脚本・三谷幸喜、主演・菅田将暉による本作は、1984年の渋谷「八分坂(はっぷんざか)」を舞台に、1人の演劇青年が老若男女総勢25人超の … 続きを読む

「スクープのたまご」日向子の背後を追う“謎の男”が登場 「事件の概要が見えて面白くなってきた」

ドラマ2025年11月19日

 奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の第7話が、18日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、週刊文春を徹底取材して書かれた大崎梢氏の同名小説を実写化。大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、1人の若き新 … 続きを読む

「新東京水上警察」予想外の犯人逮捕、“日下部”加藤シゲアキの求婚に反響 「神鬱回でおもろかった」「切ないプロポーズで苦しい」

ドラマ2025年11月19日

 佐藤隆太が主演するドラマ「新東京水上警察」(フジテレビ系)の第7話が、18日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、水上警察を題材にし、佐藤隆太演じる碇拓真刑事と水上警察署のチームが、東京の海や川を警備艇で駆け巡り事件を追う、大 … 続きを読む

「娘の命」“レイコ”齊藤京子がラスボス“沙織”新川優愛に宣戦布告 「ヘビーな展開で驚いた」「ボスママはさすがに手強い」

ドラマ2025年11月19日

 齊藤京子と水野美紀がW主演するドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(カンテレ・フジテレビ系)の第7話が、18日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、55歳の母・篠原玲子(水野)が、壮絶なイジメで娘を死に追いや … 続きを読む

「ちょっとだけエスパー」「分かってきたことと深まる謎とで次回も楽しみ」「とにかく四季ちゃん(宮﨑あおい)がかわいらしい。私も文太(大泉洋)と一緒にドキドキ」

ドラマ2025年11月19日

 「ちょっとだけエスパー」(テレビ朝日系)の第5話が、18日に放送された。  本作は、会社をクビになり、人生詰んだサラリーマン(大泉洋)が、“ちょっとだけエスパー”になって世界を救う姿を描く完全オリジナルのSFラブロマンス。脚本は野木亜紀子 … 続きを読む

Willfriends

page top