X


大竹しのぶ、還暦迎え「生きていてよかった」 14歳の少年を演じ「何をやっているんだ私は」

14歳の少年にんじんを演じる大竹しのぶ

 ミュージカル「にんじん」公開稽古・囲み取材が31日、東京都内で行われ、出演者の大竹しのぶ、中山優馬、秋元才加、中山義紘、真琴つばさ、今井清隆、宇梶剛士、キムラ緑子が出席した。

 フランスの片田舎を舞台に、にんじんのように真っ赤な髪、そばかすだらけの顔をした少年にんじんと、彼を取り巻く家族の物語を描く。

 1979年8月に都内の日生劇場で、当時22歳だった大竹の主演で上演され、今年還暦を迎えることから「もう1回やりたい役」としてにんじんを再び演じることが決まった。

 大竹の14歳の少年ぶりについて、兄フェリックス役の中山は「本当にかわいい。お芝居の中では少年、お芝居じゃないところでは少女のよう」とけいこ場での大竹を振り返った。

 名付け親役の今井も「この前までギリシャ悲劇の女王様をやっていたのに変わり身がすごい。スタンスの広い女優さんだと改めてびっくりします」と4月に共演した「フェードル」を引き合いに出して驚きを語った。

 母ルピック夫人役のキムラが「稽古して戻ってくると『おばさんに見えなかった?』とずっと気にしていたけど、最初から14歳に見えていました」とほほ笑ましい様子を明かすと、大竹は「作品は好きなので、やると自分の年は忘れてにんじんとしてやれるんだけど、終わった後に『何をやっているんだ私は』って思う。その戦い(の繰り返し)」とおどけてみせた。

 38年ぶりににんじんを演じて「お芝居をしている時はいいけど、この格好で普通に(質問に)答えるのがいたたまれない。普段のこの距離で見られると恥ずかしい」と肩をすくめたが、「前よりもっと子どもの気持ちが分かるというか、少年の心構えがより分かる。お姉ちゃん、お兄ちゃん、お父さん、お母さんの気持ちも、前よりもっと分かる」と語った。

 また、今月17日の還暦パーティは「本当に親しい人ばかり呼んだのでいい雰囲気で、生きていてよかったと思える一晩でした」としみじみと語った。

 キャスト陣からはケーキで祝われたという。「そんなの恐れ多い」と個人的なプレゼントは贈っていないという中山には「全然。ちょうだい!」とねだって笑わせると、「じゃあ魚が好きなので、ちょっとさばいてビチビチなのを持ってきます」と約束した。

 舞台は東京公演が8月1日~27日に都内、新橋演舞場で、大阪公演が9月1日~10日に大阪、松竹座で上演。

キャスト陣がそろって大竹しのぶ(前列中央)の少年ぶりを絶賛

芸能ニュースNEWS

「6秒間の軌跡」「先代幽霊の同時通訳回。奇妙なシチュエーションなのに何だかほろりとしてしまった」「一生さんはこのドラマをやることで家族の意味を見つめ直したのかな」

ドラマ2024年5月19日

 高橋一生が主演するドラマ「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の2番目の憂鬱」(テレビ朝日系)の第6話が、18日に放送された。  本作は、地方都市で代々受け継がれる花火店を舞台に、こじらせまくりな花火師・望月星太郎(高橋)の前に、死んだはずの … 続きを読む

「東京タワー」“耕二”松田元太の色気が“だだ漏れ” ラストの衝撃展開に「不倫の代償よ」「来週は修羅場になりそう」

ドラマ2024年5月19日

 永瀬廉が主演するドラマ「東京タワー」(テレビ朝日系)の第5話が、18日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、江國香織氏の同名恋愛小説が原作。愛を知らない医大生・小島透(永瀬)が20歳上の大人の女性・浅野詩史(板谷由夏)との許さ … 続きを読む

「季節のない街」「つらいけど見るのをやめられない」「えぐいけどこれは文学だ。そういう覚悟で見ているから大丈夫」

ドラマ2024年5月18日

 企画・監督・脚本、宮藤官九郎氏によるドラマ「季節のない街」(テレビ東京系)の第七話「がんもどき前編」が、17日深夜に放送された。  本作は、黒澤明監督が『どですかでん』(70)として映画化したことでも知られる山本周五郎の同名小説をベースに … 続きを読む

「Believe」“狩山” 木村拓哉がついに出頭か?ラストの謎展開に反響 「予測不能にもほどがある」

ドラマ2024年5月17日

 木村拓哉が主演するドラマ「Believe-君にかける橋-」(テレビ朝日系)の第4話が、16日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  テレビ朝日開局65周年として制作される本作は、大手ゼネコンで橋づくりに情熱を燃やす、狩山陸(木村)が刑務 … 続きを読む

「Re:リベンジ」“陽月”芳根京子&“美咲”白山乃愛姉妹に感動 「“大友先生”錦戸亮が助けてくれるよね」「絶対に助かって」

ドラマ2024年5月17日

 赤楚衛二が主演するドラマ「Re:リベンジ-欲望の果てに-」(フジテレビ系)の第6話が、16日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  大友郁弥(錦戸亮)との戦いに勝利した天堂海斗(赤楚)は、天堂記念病院の理事長に就任した。海斗は早速、父で … 続きを読む