杉咲花“母”宮沢りえと“親子受賞” 『湯を沸かす~』が4冠達成!

2017年5月16日 / 21:12

『湯を沸かすほどの熱い愛』で助演女優賞を受賞した杉咲花

 「第26回日本映画批評家大賞」の授賞式が16日、東京都内で行われ、中野量太監督の『湯を沸かすほどの熱い愛』が作品賞、監督賞、主演女優賞(宮沢りえ)、助演女優賞(杉咲花)の4部門で栄冠に輝いた。

 杉咲は、トロフィーを手に「すてきな賞をありがとうございます。正直、完成したものを初めて見た時は、自分の演技に反省点が幾つもあったのですが、あの時、自分にできる精いっぱいのものを出し切ることができたんじゃないかな…と思っていて。それもこの映画に携わってくれた全ての方々のおかげです」と感謝の思いを口にした。

 劇中では、余命わずかな母(宮沢)の思いを受け取り、強く生きていく高校生の安澄役を熱演。クランクイン前には中野監督から「見せる演技じゃなくて、見える演技になってほしい」「宮沢りえさんと本当に親子のような関係性になってほしい」などと言葉を掛けられたと明かした。

 杉咲は「今までにないアプローチの仕方でしたが、役に近付ける環境を作っていただけました」と語った。また「宮沢りえさんは現場でずっと“お母ちゃん”として存在してくれて、すごい熱量で受け止めてくださったし、投げ掛けてくださった。それに本当に救っていただきました」と宮沢に感謝を述べた。

 宮沢は、スケジュールの都合で授賞式を欠席。文書で「撮影からだいぶ月日がたちましたが、『湯を沸かすほどの熱い愛』が起こした波紋はいつまでも続いているんだな…と賞を通じて感じることができて、すごくうれしいですし、とても光栄に思います。主演女優賞を頂くということは、素晴らしい脚本と監督、スタッフ、共演の方々とのバランスの中で、自分が生きて、演じることが評価されたということなので、本作に携わった全ての方々に心から感謝しております。この作品がいつまでも色あせることなく、生き続けてくれるといいなと思います」と喜びのメッセージを寄せた。


芸能ニュースNEWS

市川團十郎、お正月に「忠臣蔵」 現代ならではの視点を織り込んで作り上げる

舞台・ミュージカル2024年11月21日

 松竹創業百三十周年「双仮名手本三升 裏表忠臣蔵」取材会が21日、東京都内で行われ、市川團十郎が登壇した。  2年間にわたる襲名披露興行を終えた十三代目市川團十郎。今回の公演では、寛延元年(1748年)に初演されて以来、およそ280年にわた … 続きを読む

「全領域異常解決室」エピソード0的伏線回収に反響 「7話でエピソード0を持ってくるこの構成すごすぎる」

ドラマ2024年11月21日

 藤原竜也が主演するドラマ「全領域異常解決室」(フジテレビ系)の第7話が、20日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  雨野小夢(広瀬アリス)は、自分が天宇受売命という神だと気付く。そして話は、4カ月前にさかのぼる。全決で食事を振舞ってい … 続きを読む

「民王R」“秋保”黒川想矢と入れ替わった“泰山”遠藤憲一、若者の闇を知る 「いろいろ考えさせられて、ちょっと泣きそう」

ドラマ2024年11月20日

 遠藤憲一が主演するドラマ「民王R」(テレビ朝日系)の第5話が、19日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、2015年に遠藤憲一・菅田将暉のW主演で放送された痛快政治エンターテインメント「民王」の続編で、総理大臣・武藤泰山(遠藤 … 続きを読む

「ウイングマン」菊地姫奈、大原優乃のアクション、桂氏の出演に反響 「大原優乃と菊地姫奈が特に光ってた」

ドラマ2024年11月20日

 藤岡真威人が主演するドラマ「ウイングマン」(テレビ東京系)の第5話が、19日深夜に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、特撮オタクの高校生・広野健太(藤岡)が、異次元から来たアオイ(加藤小夏)のドリムノートに、空想のヒーロー“ウ … 続きを読む

「あのクズを殴ってやりたいんだ」「腹筋キスはやば過ぎた」「奈緒ちゃんのボクシングすご過ぎ!」

ドラマ2024年11月20日

 ドラマ「あのクズを殴ってやりたいんだ」(TBS系)の第7話が、19日に放送された。  本作は、人生どん詰まりの主人公・ほこ美(奈緒)が、カメラマンの葛谷海里(玉森裕太)と出会い、一念発起してボクシングを始める姿を描いた、クズきゅんラブコメ … 続きを読む

Willfriends

page top