大みそか恒例の「第67回NHK紅白歌合戦」のリハーサルが30日、東京都内で行われ、23回目の出場で「宙船(そらふね)」を歌うTOKIO(城島茂、山口達也、国分太一、松岡昌宏、長瀬智也)が囲み取材に登場した。
今年いっぱいで解散する事務所の先輩SMAPと紅白出場回数が23回で並んだTOKIOの5人。改めて思いを尋ねられた松岡は「僕らはずっとバックで付かせてもらったし、先輩方の背中を見て育ってきたけど、(SMAPの解散で)気づけば僕らが一番上になってしまった」としみじみ語った。
その上で「それは歴史の一つとして(受け止め)、TOKIOもちょっと気を引き締めて頑張りたいなという気持ちになったのが実際のところ」と語り、「先輩方の今までの栄光はずっと残るものだから、それを僕らは勉強してきたし、(今後も)引き継ぎながらしっかりやっていきたい」と言葉に力を込めた。
長瀬は「僕らの気持ちは何一つ変わらない。なので、いつも通り(今後も)先輩たちのことを見ていきたいと思っているし、リスペクトももちろんしている。何も変わりません」と前向きに語った。
山口は「23回目という数字は先輩と一緒ですが、演歌の先輩を見ればそれこそ何十回と出ている方がいる。その中で、23回目となるTOKIOが今、見せられる最高のものを見せられたらと思う」と意気込みを語った。
また、2020年の東京五輪へ向けたスペシャル企画として、今年のTOKIOは東京都庁前の都民広場から生中継で出演する。長瀬は「大みそかはいつもNHKホールにいるというのが僕らの当たり前だったので、(場所が)違うというのはまた新鮮な感じがする」と笑顔を見せ、「(屋外は)寒いのでは?」と心配されるも「バケツにお湯を張って…」と、直前まで手を温めておく“昔ながらの方法”を提案。「リーダーは大丈夫?」と振られた城島も「普段“島”でいろいろやっているので(外での苦労には)慣れています」と元気に答えて笑わせた。
また白組の司会を務める嵐の相葉雅紀の“出来栄え”を尋ねられた5人は「まだ会ってない」としつつも、国分が「多分、駄目じゃないですかね。おトイレの回数が増えそう」と冗談めかした。それでも松岡は「あいつのことだからひょうひょうとやりそう」とあまり心配はしていない様子で、山口も「われわれもいるので大丈夫」と先輩としてのフォローを誓った。
今年は「夢を歌おう」をテーマに、紅白併せて46組が出場。番組はNHK総合で12月31日午後7時15分からオンエア。