鈴木亮平、2018年大河「西郷どん」主演に 林真理子、原作採用は狙い通り? 

2016年11月2日 / 14:55

 2018年NHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」の主人公・西郷隆盛を俳優の鈴木亮平が演じることが2日、発表された。同局で行われた会見には、鈴木とともに原作者の林真理子氏、脚本を手がける中園ミホ氏も登壇した。

 鈴木が大河ドラマに出演するのはこれが初めて。鈴木は「正直言いまして、大変な抜てきをしていただいたという自覚があります。ですので、喜びというよりは責任感の方が大きくて、その大きさに身が引き締まる思いです」と現在の心境をコメント。

 「とはいえ、大河ドラマというのは歴史上の人物の一生を一年かけてじっくりと描いていくもの。俳優としてはこれ以上ない(幸運な)機会なので楽しみな気持ちも大きい」とし、「西郷隆盛という人は知れば知るほど興味深い人物。僕にとっては謎が多い人物だけど、その分やりがいも大きい」と笑顔。クランクインまで時間があるが「これまで、さまざまな先輩方が演じてきた西郷隆盛像をしっかり勉強した上で、自分ならではの鈴木亮平がやる西郷隆盛を提示していけたら」と意気込みを語った。

 明治維新のヒーロー、西郷隆盛は“3度死んだ”男。2度の島流し、3度の結婚を経て、類まれな「勇気と実行力」で徳川幕府を転覆し、維新を成し遂げるが、最後は明治新政府と戦い命を散らす。その素顔は、脇は甘く、愚直でうかつ。けれど、彼に出会ったものは皆、西郷が好きになり、愛嬌あふれる男のまわりには、いつも“笑いと愛と波乱”に満ちていた。そんな“愛にあふれたリーダー”を、人は親しみを込めて「西郷(せご)どん」と呼んだ。

 原作は、作家・林真理子氏が雑誌『本の旅人』で連載中の小説「西郷どん!」。14年のNHK連続テレビ小説「花子とアン」を手掛けた中園氏が脚本を執筆する。17年の夏にクランクインし、18年1月から全50回放送予定。

 林氏は「私は不倫小説ばっかりだけじゃなく歴史小説も書くのですが」と笑わせつつ「編集者さんと『夢は大河だよね』と話していた。ある時に、再来年は『明治150年』。絶対、大河は幕末だということを耳に挟んで、まだやっていないのは西郷隆盛さんじゃないかと。それで連載を始めたら途中で正式にお話をいただきました」と当初からの目標であったことを告白。

 現在、描いているのは“誰も描いたことのない西郷像”ということで、「おそらくいろいろひんしゅくを買うこともあると思う。それでも、“こんな西郷さんを見たことない”という小説を今書いている。放送が始まればもっとすごいことになると、私も今からワクワクしています」と語った。

 中園氏も「今まで見たことのある“上野の西郷さん”とは違う西郷像になると思う」と予告。「林さんの原作は、いろんな愛にあふれている。島津斉彬との師弟愛、家族愛、ボーイズラブ…。そういったラブストーリーまでたっぷり散りばめられているので、日本中の皆さんに『西郷どん』にどっぷりはまっていただき、元気になってもらえたら」とアピールした。


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