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(左から)中園ミホ氏、鈴木亮平、林真理子氏
2018年NHK大河「西郷(せご)どん」の主人公・西郷隆盛を俳優の鈴木亮平が演じることが2日、発表された。同局で行われた会見には、鈴木とともに原作者の林真理子氏、脚本を手がける中園ミホ氏も登壇した。
14年のNHK連続テレビ小説「花子とアン」(中園氏脚本)で主人公の夫を好演した鈴木だが、大河ドラマに出演するのはこれが初めて。
制作統括の櫻井賢氏は「舞台、映画、テレビとさまざまな役を体当たりで演じている鈴木さんを見て、“この人はまだまだ化けるぞ”と思いました。何よりも“大きな男”、西郷…。亮平さんとお話しをしていると、その眼差しからあふれる真っ直ぐさ、優しさを感じ、西郷どんを演じられるのはこの人しかいないと確信しております」と抜てき理由を説明した。
中園氏も「西郷隆盛という人物は、調べれば調べるほど謎の出てくる魅力的な人」と評した上で、「先日、鈴木さんとお会いして、やっと(西郷どんが)有機体となって動き始めて、呼吸を始めた気がしました。今まで見たことのある“上野の西郷さん”とは違う西郷像になると思います」と鈴木の演じる西郷に期待を込めた。
林氏も「(主演が)決まるまで、いつも中園さんと『この人がいいね』とか、ああだこうだとメールでやり合っていたのですが、2人の夢がかなってうれしい」と念願かなっての配役だったことを告白。特に「鈴木さんにお願いしたいのは、青年時代の初々しさから、最後の革命家としての姿までをしっかり演じ分けること」だと明かし「(西郷は)ものすごくクールな面と、子供のような無邪気さを合わせ持った人。鈴木さんは、ご存じの通り、そういった知的な面からもアプローチする方なので、びっくりするような西郷像を作ってもらいたい」とエールを送った。
一方、当初は西郷役は俳優・堤真一に内定していたが、堤側が辞退したという一部報道もあった。会見後の囲み取材では、これについて尋ねられた櫻井氏が「いろんなことが、何も公式に(NHKが)発表していないのに流れてしまって…」と苦言。「作品を立ち上げる時には、いろんな方とコミュニケーションを図る中で物語を作っていくもの」と前置きした上で、「じゃあ、私たちが誰と会って誰にお願いしたことがあったか…なんて、私がしゃべるわけないですね。ご想像にお任せします」と苦笑いするも、否定はしなかった。
「鈴木さんとの交渉でそれがネックになったことは?」という質問には否定的で、「われわれの中でも“西郷さんってこういう人じゃないか”と形が見えてきたところ。私たちとしては、(鈴木さんが)ベストな方と思った。その思いを彼も汲んでくれて『やらせてください』と(言ってくれた)。とてもいいスタートが切れたと思っている」と強調した。
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