林遣都、初舞台で不安吐露も「失敗恐れず伸び伸びと」 小学3年生も演じる松重豊「なかなかのチャレンジャーだな」

2016年8月9日 / 15:58

(左から)作・演出の倉持裕氏、林遣都、鈴木京香、松重豊、夏帆、堀井新太

 M&Oplaysプロデュース舞台「家族の基礎~大道寺家の人々~」制作発表会見が9日、東京都内で行われ、出演者の松重豊、鈴木京香、夏帆、林遣都、堀井新太ほかが出席した。

 本作は、かなり特殊な人生を送ってきたことに相当長い間気付かなかった家族について、そして気づいてからの家族についての話を描く。

 初舞台となる林は「本音を言うと不安しかない。マイナスなことを考えるとそれが出ちゃうと思って、無理しても笑っていようと思って入りました」と語り、「けいこに入って皆さんとお会いしたら、こんな気持ちはいつぶりだろうというぐらい新しいことだらけでわくわくしています。自分でもびっくりしているぐらい明日が楽しみ。失敗を恐れず伸び伸びとやりたい」と語った。

 過去も振り返るシーンでは父親役の松重が“小学3年生”を演じる場面もあるという。「どうも半袖半ズボンで膝小僧を出すようなことになるそうです。190センチの小学3年生。顔立ちは55のおっさんでなかなかのチャレンジャーだな。説得力を持たせ、若干の失笑を味わおうかと」と笑いを誘い、松重の妻との回想シーンでは母親と二役を演じる鈴木は「松重さんが半ズボン姿で私をお母さんなんて呼ぶかと思うと楽しみです」とほほ笑んだ。

 舞台では初共演となる鈴木の印象について松重は「かなり前に映画などで共演した際に『舞台はやらないんですか』と聞いたら『絶対無理です』と言っていたのに、初日から自分のストレッチマットを持ってきてストレッチしていて、人って変わるんだなと思いました」と感心した様子で、「最初に会った時から印象は変わらない。素直でナチュラルなお芝居をされるけど、天然な部分があるので若干不安なところもある」と明かした。

 対する鈴木は「(松重は)すごく大柄でたくましく頼りがいがある方ではあるけど、繊細で優しいところがあるのを感じています」と語り、「けいこ初日にせりふが入りきれていなかったので松重さんに嫌われるんじゃないかと不安で、心の中でどこか引け目がある。『すぐ追いつきます、頑張ります』ということを今ここでお約束します。繊細な松重さんを不安がらせないよう、すてきな家族を作っていけるよう頑張ります」と語った。

 舞台は9月6日~28日に都内、Bunkamuraシアターコクーンで上演。その後、愛知、大阪、静岡を回る。


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