本木雅弘「この業界に育ててもらった」 岡田准一は高良健吾との共演に期待

2015年12月28日 / 17:11

助演男優賞を受賞した本木雅弘

 「第28回 日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞表彰式」が28日、東京都内で行われ、受賞者の高良健吾、綾瀬はるか、本木雅弘、長澤まさみ、広瀬すず、成島出監督、原田眞人監督ほかが出席した。

 『日本のいちばん長い日』などで監督賞と石原裕次郎賞を受賞した原田監督は「60歳を過ぎてから感じているのですが、映画作りは恋愛なのではないかと。1本1本の映画に恋をして、脚本を書いて監督をして、俳優やスタッフがときめきを持って参加してくれた時に素晴らしい作品になる」と語り、「映画への“恋心”は若返りの一番いい薬です」と笑顔を見せた。

 同作で演じた昭和天皇役などで助演男優賞を受賞した本木は「個人として初めて映画に出演したのは昭和天皇が崩御した年の『226』だった。時を経て、自分が昭和天皇を演じるとは夢にも思っていませんでした」と振り返った。また「15歳からこの業界に入り、学校に行かず世間の事を知らないまま狭い世界で育ってきました。この業界に育ててもらったと思っています」とあらためて感謝を述べた。

 『悼む人』『きみはいい子』での演技が評価され、主演男優賞に選ばれた高良は「この2作品は自分が役者10年目に出会った作品。10年目だからこそ思うことがあって、大事にしたくて、一つ一つ意識しながらやらせてもらいました」と大きな節目での受賞をかみしめた。

 新人賞受賞者が同賞を受賞するのは木村拓哉、岡田准一に続き3人目となり、プレゼンターとして登壇した岡田は「どこかで共演できたらいいなと思います」と祝福した。

受賞は以下の通り。

作品賞:『ソロモンの偽証 前篇・事件、後篇・裁判』(成島出監督)
監督賞:原田眞人監督(『日本のいちばん長い日』『駆込み女と駆出し男』)
主演男優賞:高良健吾(『悼む人』『きみはいい子』)
主演女優賞:綾瀬はるか(『海街diary』)
助演男優賞:本木雅弘(『日本のいちばん長い日』『天空の蜂』)
助演女優賞:長澤まさみ(『海街diary』)
新人賞:広瀬すず(『海街diary』)
外国作品賞:『セッション』(ギャガ配給)
石原裕次郎賞:『日本のいちばん長い日』(原田眞人監督)
特別功労賞:品田雄吉さん

第28回 日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞受賞者ら

第28回 日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞受賞者ら


芸能ニュースNEWS

2026年ボートレース新CM発表会 マチダ教官役の町田啓太「ボートレースに関わる全ての方々が、本当に高い熱量を持って取り組まれていることを肌で感じています」

2025年12月22日

 2026年ボートレース新CM発表会が、22日東京都内で行われ、CMに出演した町田啓太、ファーストサマーウイカ、生瀬勝久、細田佳央太、安斉星来、吉田晴登が登壇した。  一般財団法人 BOATRACE 振興会は、この日の登壇者を起用した新CM … 続きを読む

「良いこと悪いこと」最終回 “真犯人”が明らかに 「考察が当たっていた人すごい」「いじめは殺人、立派な犯罪だ」

ドラマ2025年12月22日

 間宮祥太朗と新木優子がW主演するドラマ「良いこと悪いこと」(日本テレビ系)の最終話が、20日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  「週刊アポロ」に、同級生の連続殺人事件で「ただ1人生き残ったいじめのリーダー格・A氏」として高木将 … 続きを読む

「ひと夏の共犯者」最終回 巧巳と眞希の恋が「はかなくて切ない」 「橋本将生くんの成長が見られた」「特別編が楽しみ」

ドラマ2025年12月20日

 timeleszの橋本将生が主演するドラマ「ひと夏の共犯者」(テレ東系)の最終話が、19日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、大学生の主人公・岩井巧巳(橋本)が、推しのアイドル・片桐澪(恒松祐里)との夢のような同居生活 … 続きを読む

「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」「まさに『ノー・シェークスピア ノー・ライフ』というドラマだった」「最後はうるじい(井上順)もトニー(市原隼人)も楽しげに稽古していてよかった」

ドラマ2025年12月18日

 「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ系)の第11話(最終話)が、17日に放送された。  脚本・三谷幸喜、主演・菅田将暉による本作は、1984年の渋谷「八分坂(はっぷんざか)」を舞台に、1人の演劇青年が老若男女総 … 続きを読む

「スクープのたまご」通報かスクープか…週刊誌記者が直面  「『週刊千石』はいいチーム」「人脈と信頼が大切」

ドラマ2025年12月17日

 奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の第11話が、16日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、1人の若き新人記者・信田日向子(奥山)の目を通して“週刊誌の存在意義 … 続きを読む

Willfriends

page top