たけし、西島秀俊にアドバイス 「私みたいな人生は歩まないで」

2015年11月7日 / 17:40

(左から)香川照之、西島秀俊、ビートたけし

 『劇場版 MOZU』の公開初日舞台あいさつが7日、東京都内で行われ、出演者の西島秀俊、香川照之、伊勢谷友介、松坂桃李、池松壮亮、ビートたけし、羽住英一郎監督が登壇した。

 本作は、逢坂剛氏の小説『百舌』シリーズを映像化したドラマの映画版。灼熱(しゃくねつ)の地ペナム共和国を舞台に、二つのテロ事件の捜査にあたる公安警察官・倉木(西島)が、最後の敵ダルマ(たけし)と死闘を繰り広げる様子を描く。

 2年前のドラマから始まり、ついに本作でMOZUシリーズも完結を迎えた。主演の西島は「胸いっぱいで感無量です。これだけたくさんの人に温かく迎え入れられて震える思いです」と万感の思いを語った。

 一方、映画版からの登場となったたけしは「浜ちゃんをやった西田敏行です。違うね。ひょっとこをやった森繁久彌です」といつも通りのボケを連発。

 ようやく「ダルマをやりました。炎の中にさらされるだけの非常に役者冥利(みょうり)に尽きる役」と自己紹介したかと思えば「映画というのはお客さんに楽しんでもらうのが一番。この映画を見た人は、がんが治ったとか、月給が増えたとか、うそでもいいから書き込んでお客を呼び込んでください」と冗談を続けて、笑いを誘った。

 また、北野武監督作品『Dolls』(02)に出演した西島は「当時無名の僕を抜てきしてくれた北野さんが、撮影が終わった時に『君の人生、多分これから変わると思うけど自分を見失わないで一生懸命やってください』と言ってくれた」とエピソードを披露。

 西島は「その言葉をずっと胸にやってきた。自分が今こうあるのは北野さんのおかげ」とあらためて感謝を口にしたが、たけしは「俺は運良く漫才で売れましたが、その後講談社に殴り込んで前科一犯。交通事故で死にかけて、今では(週刊誌に)『老いらくの恋』って書かれていまして…。まあ、いくら有名になっても、私みたいな人生は歩まないでくれと。情けない…」と自虐コメントで返し、笑いを誘った。

(左から)羽住英一郎監督、松坂桃李、香川照之、西島秀俊、ビートたけし、伊勢谷友介、池松壮亮

(左から)羽住英一郎監督、松坂桃李、香川照之、西島秀俊、ビートたけし、伊勢谷友介、池松壮亮


芸能ニュースNEWS

「愛の、がっこう。」木村文乃とラウールのアイスのシーンが「尊い」 “川原なにがし”中島歩に「最後に本当の愛を見せた」の声も

ドラマ2025年9月6日

 木村文乃が主演するドラマ「愛の、がっこう。」(フジテレビ系)の第9話が、4日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  1人暮らしを始めて自立しようと家を出る小川愛実(木村)を、阻止しようとする父・誠治(酒向芳)。母・早苗(筒井真理子 … 続きを読む

「しあわせな結婚」「『しあわせな結婚』は幻想ってこと?」「このドラマの阿部サダヲさんは色っぽい」

ドラマ2025年9月5日

「しあわせな結婚」(テレビ朝日系)の第8話が、4日に放送された。  本作は、妻が抱える“大きな秘密”を知った時、夫は彼女を愛し続けることができるのか? 脚本・大石静、主演・阿部サダヲと松たか子による、夫婦の愛を問うマリッジ・サスペンス。(* … 続きを読む

「ちはやふる-めぐり-」「瑞沢OB勢ぞろいで胸熱」「最終回の後に映画化の予告が入ってくれたら最高」

ドラマ2025年9月4日

 「ちはやふる-めぐり-」(日本テレビ系)の第9話が、3日に放送された。  本作は、映画『ちはやふる』から10年後の世界を原作者・末次由紀氏と共に紡ぐオリジナルストーリー。競技かるたに青春を懸ける高校生たちの姿を熱く描く。(*以下、ネタバレ … 続きを読む

「北くんシェア」大物わがまま女優“絹子”萬田久子の異変に衝撃 「ショックで泣いちゃう」「金言をいっぱいありがとう」

ドラマ2025年9月3日

 本田翼が主演するドラマ「北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。」(カンテレ・フジテレビ系)の第10話が、2日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  軽井沢のパン屋のオープンが近づき、イケオジ・山田(和田 … 続きを読む

「誘拐の日」最終話 衝撃のラストに「ゾクゾクした」 “政宗”斎藤工に心配の声「マヌケで優しい政宗に戻って」

ドラマ2025年9月3日

 斎藤工が主演するドラマ「誘拐の日」(テレビ朝日系)の最終話が、2日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  妻・新庄汐里(安達祐実)の通報により、泣き叫ぶ七瀬凛(永尾柚乃)と引き裂かれ、県警捜査一課に逮捕されてしまった新庄政宗(斎藤 … 続きを読む

Willfriends

page top