伊藤淳史「お遍路さんに合掌された」 本職も脱帽の僧侶姿を披露

2015年10月24日 / 17:04

光円を演じた伊藤淳史

 映画『ボクは坊さん。』の初日舞台あいさつが24日、東京都内で行われ、出演者の伊藤淳史、山本美月、イッセー尾形、原作者の白川密成氏、真壁幸紀監督ほかが出席した。

 本作は、祖父の突然の死をきっかけに、四国八十八カ所霊場、第57番札所・栄福寺の住職になった24歳の主人公・光円の物語。

 光円を演じた伊藤は「僕の中でお坊さんは、人生の節目、大切な人との別れの場面でお世話になる特別な存在だった」と語ったが、作品を通じて「お坊さんも一人の人間。日常があって、羽目を外すこともある。それでいて生と死に関して真摯(しんし)に向き合っていく本当にすてきな職業だと思った。そういう世界観や考え、思いというのをこの作品を通じて僕自身も学んだし、その思いが皆さんにも伝われば」と熱く語った。

 また、四国・今治の撮影では、お坊さん姿の伊藤にお遍路さんが合掌する場面もあったという。白川氏が「僕の立場は…って。それぐらい伊藤さんは何の違和感もなくお坊さんになっていた」と笑いを交えながら明かすと、伊藤も「境内に立っていたら、ほとんど僕とは気づかれなくて…」と照れ笑いを浮かべた。

 伊藤は「皆さんに手を合わせられるので、最初は“住職じゃなくてごめんなさい”という気持ちだったけど、撮影が進むにつれて“ご苦労さまでした”“ありがとうございました”と(僕も)自然に手を合わせることができるようになった」と満足げに振り返った。

 そんな伊藤に対して檀家の長老を演じたイッセーも「余計なものがなくてスッとまっすぐに立っている姿がお坊さんそのものだった」と絶賛。これには伊藤も「お芝居でないところで“役に近づいている”と言われたのがすごくうれしかった」と語り、笑顔を浮かべた。

(左から)真壁幸紀監督、白川密成氏、イッセー尾形、伊藤淳史、山本美月、主題歌を担当した吉田山田

(左から)真壁幸紀監督、白川密成氏、イッセー尾形、伊藤淳史、山本美月、主題歌を担当した吉田山田


芸能ニュースNEWS

横浜流星、染谷将太、橋本愛、中村蒼、風間俊介、高橋克実「べらぼう」キャストが最終回にトークショー「蔦重もきっと喜んでいる」

ドラマ2025年12月15日

 12月14日、東京都内でNHKの大河ドラマ『「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」最終回!ありがた山スペシャル~パブリックビューイング&トークショー~』が行われ、出演者の横浜流星、染谷将太、橋本愛、中村蒼、風間俊介、高橋克実が、1年間番組を応援し … 続きを読む

「ぼくたちん家」最終話は「涙がぽろぽろ流れる最高傑作」  「ぼくたちはみんな『あたり』の人生」「区役所の人も誠実で泣けた」

ドラマ2025年12月15日

 及川光博が主演するドラマ「ぼくたちん家」(日本テレビ系)の最終話が、14日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  ギター作りの職人になりたいというほたる(白鳥玉季)に付き添って、長野県のギター工房を見学する玄一(及川)と索(手越祐 … 続きを読む

「ザ・ロイヤルファミリー」「継承の美学を学んだ3カ月だった」「有馬記念の直線で号泣。椎名社長(沢村一樹)が『ホープ!』と叫んでいるのも胸アツだった」

ドラマ2025年12月15日

 日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」(TBS系)の第10話(最終話)が、14日に放送された。  妻夫木聡主演の本作は、早見和真の同名小説をドラマ化。競馬の世界を舞台に、ひたすら夢を追い続けた熱き大人たちが、家族や仲間たちとの絆で奇跡を起こし … 続きを読む

「ひと夏の共犯者」“巧巳”橋本将生の逃避行の愛が「あまりに切ない」 「澪と眞希、どちらの気持ちになっても号泣」

ドラマ2025年12月14日

 timeleszの橋本将生が主演するドラマ「ひと夏の共犯者」(テレ東系)の第11話が、12日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、大学生の主人公・岩井巧巳(橋本)が、推しのアイドル・片桐澪(恒松祐里)との夢のような同居生 … 続きを読む

「良いこと悪いこと」連続殺人事件の犯人が判明 「最後の口パクはどういう意味?」新たな犠牲者に「悲し過ぎる」

ドラマ2025年12月14日

 間宮祥太朗と新木優子がW主演するドラマ「良いこと悪いこと」(日本テレビ系)の第9話が、13日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  ドの子・瀬戸紫苑(大後寿々花)の実家へと向かった高木(間宮)と園子(新木)とゆき(剛力彩芽)は、ポ … 続きを読む

Willfriends

page top