倉科カナ、現代版三島由紀夫舞台出演 「愛人にはならないので、すみません」

2015年9月9日 / 14:25

(左から)一路真輝、平岡祐太、倉科カナ、眞島秀和

 演劇公演「現代能楽集VIII『道玄坂綺譚』-三島由紀夫作 近代能楽集『卒塔婆小町』『熊野』より-」の制作発表会が9日、東京都内で行われ、作・演出を手掛けるマキノノゾミ、企画・監修を手掛ける野村萬斎と出演者の平岡祐太、倉科カナ、眞島秀和、水田航生、根岸拓哉、一路真輝が出席した。

 世田谷パブリックシアターの芸術監督を務める野村が、古典の知恵と洗練を現代に還元すべく立ち上げた「現代能楽集」のシリーズ第8弾となるこの作品は、マキノが三島の「卒塔婆小町」「熊野」を土台として現代のネットカフェを舞台に一つの物語に融合させて描く現代劇。

 野村は「三島作品をもとに新たな創作をしてくださるマキノさんに非常に期待できますし、キャストもまさしく輝いて生きている方々。三島を超える平成の現代能楽集になればいいと、大船に乗ったつもりでお任せしたい」と期待を寄せた。

 キャスト陣は、それぞれ現代と幻想の中での二役を演じる。平岡は「最初にお話をいただいたときはあまりに想像ができなくて、生意気ながら自分にこれができるのかと迷った記憶があります」と振り返り、「詳しくお話を聞いていくうちに、能をやるわけではないと分かってすごく安心しました。マキノさんの現代に生まれ変わった新しい作品を、ここにいる皆さんと作り上げて届けられたらと思います」と意気込んだ。

 倉科も、野村の言葉を用いて「『大変身、ありえねー!』と確かに思ったのですが、二つの物語が入り乱れてどういう風に表現していくのか、とても楽しみです」と語った。また、マキノから「大会社の社長に愛人として引き取られた家出少女が、ネットやスマホを使わず10年経ったらどうなるかも描きたい」と演じる役柄の構想を明かされ、「もし愛人になるなら?」と質問されたが、「愛人にはならないので、すみません」と即答した。

 舞台は東京・世田谷パブリックシアターにて11月8日~21日に上演。


芸能ニュースNEWS

「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」「最後、全部生田斗真に持っていかれたわ」「今まで文句を言いながらも見続けてきた人へのご褒美みたいな回だった」

ドラマ2025年11月20日

 「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ系)の第8話が、19日に放送された。  脚本・三谷幸喜、主演・菅田将暉による本作は、1984年の渋谷「八分坂(はっぷんざか)」を舞台に、1人の演劇青年が老若男女総勢25人超の … 続きを読む

「スクープのたまご」日向子の背後を追う“謎の男”が登場 「事件の概要が見えて面白くなってきた」

ドラマ2025年11月19日

 奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の第7話が、18日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、週刊文春を徹底取材して書かれた大崎梢氏の同名小説を実写化。大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、1人の若き新 … 続きを読む

「新東京水上警察」予想外の犯人逮捕、“日下部”加藤シゲアキの求婚に反響 「神鬱回でおもろかった」「切ないプロポーズで苦しい」

ドラマ2025年11月19日

 佐藤隆太が主演するドラマ「新東京水上警察」(フジテレビ系)の第7話が、18日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、水上警察を題材にし、佐藤隆太演じる碇拓真刑事と水上警察署のチームが、東京の海や川を警備艇で駆け巡り事件を追う、大 … 続きを読む

「娘の命」“レイコ”齊藤京子がラスボス“沙織”新川優愛に宣戦布告 「ヘビーな展開で驚いた」「ボスママはさすがに手強い」

ドラマ2025年11月19日

 齊藤京子と水野美紀がW主演するドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(カンテレ・フジテレビ系)の第7話が、18日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、55歳の母・篠原玲子(水野)が、壮絶なイジメで娘を死に追いや … 続きを読む

「ちょっとだけエスパー」「分かってきたことと深まる謎とで次回も楽しみ」「とにかく四季ちゃん(宮﨑あおい)がかわいらしい。私も文太(大泉洋)と一緒にドキドキ」

ドラマ2025年11月19日

 「ちょっとだけエスパー」(テレビ朝日系)の第5話が、18日に放送された。  本作は、会社をクビになり、人生詰んだサラリーマン(大泉洋)が、“ちょっとだけエスパー”になって世界を救う姿を描く完全オリジナルのSFラブロマンス。脚本は野木亜紀子 … 続きを読む

Willfriends

page top