役所広司が“最悪の男”を演じる 「挑戦しがいのある役だった」

2014年3月6日 / 19:26

 映画『渇き。』の舞台あいさつが6日、東京都内で行われ、出演者の役所広司、小松菜奈、中島哲也監督が登壇した。

 本作は、「第3回このミステリーがすごい!大賞」を受賞した深町秋生氏のデビュー作を映画化。突然失踪した優等生の娘・加奈子(小松)の行方を追う父親(役所)が、娘の意外な像に戸惑いながら、やがて狂気を宿していく姿を描く。

 中島監督は、役所が演じる主人公について「すごくひどい人間で長所がまるでない。最近の邦画でもこんなにひどい人間は出てこない。その男が傷つき、ボロボロになりながら娘に対する思いを見いだしていく、原作を読みながらその過程にハラハラドキドキした」と語った。

 それを受けて役所は「監督のこれまでの作品の中でもナンバーワンに最悪な男らしい」と苦笑しながらも「本当に役者冥利(みょうり)に尽きる。やることは単純なのに心の中は複雑な男の役で、非常に難しかったけど挑戦しがいのある役だった」と振り返った。

 一方、本作が映画デビューとなった小松は“女優泣かせ”で有名な中島監督について「会う前はすごく怖くて、撮影中もいじめられるのかなと思っていたら、実際はすごく優しくて全然厳しくなかった」と笑顔で語った。

 役所も「監督は小松さんが大好き。モニターの前でもすごくニコニコされていたのでは」と明かした。

 映画は7月、TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国ロードショー。


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