KAT-TUN上田竜也「狂気を出すほど楽しい」 蜷川氏も上田を絶賛「才能ある」

2014年1月8日 / 16:21

 (左から)蜷川幸雄氏、鈴木杏、井上芳雄、勝村政信

 Bunkamura25周年記念舞台「冬眠する熊に添い寝してごらん」のフォトコールおよび囲み取材が8日、東京都内で行われ、演出を手掛ける蜷川幸雄氏、KAT-TUNの上田竜也、井上芳雄、鈴木杏、勝村政信が出席した。

 小説家・古川日出男氏の書き下ろし戯曲を演出した蜷川氏は「理解できなくて大変でした。その分頑張ったので、面白い」と言い切った。10年ぶりに蜷川作品に出演する井上は、冒頭から何ページにもわたる上田とのやりとりも完璧にこなし、「何分ビビっていまして、せりふだけは(頭に)入れてこようと思って」と苦笑交じりに心境を語った。

 蜷川作品に初出演の上田は「なんだかんだいって楽しかったです」と稽古を振り返り、「緊張はしましたけど、稽古を重ねて勝村さん、蜷川さんに指導していただきました。あのときはつらかったですが、今は楽しい」と晴れやかな表情をのぞかせた。

 上田は“授業料”が発生するほどの濃い指導を受けたようで、勝村が「お金を払ってほしかったんですけど」と言うと、井上も「まだ払っていなかったの?」と笑わせる一幕も。

 蜷川氏は上田の主演への抜てき理由について「意志が強そうだし、目つきも悪そう」と明かすと、「ものすごくよかった。分からないところは廊下で稽古したり、ジャニーズの人は真面目なんですよね」と絶賛した。さらに、「通し稽古を見たら“おお、才能あるな”と思いました。(自分は)意地悪だから、ちょっと売れている人は褒めないんですよ。でもそういうものを超えて、いいですよ。狂気がいい」と笑顔で語った。

 これを受けて上田も「狂気を出せば出すほど楽しかった。だからきっと素の自分にもあるんでしょうね」と手応えを実感。上田の成長を見守ってきた鈴木も「稽古から見ていて、その狂気が増していっている気がします。そこが解放されていく過程を見ているのが楽しかったです」と大きくうなずいた。

 初日を控え、心境を問われた上田は「初日のことはまだ考えられないんです。今やったフォトコールだったり、この後のゲネプロ(公開稽古)のことで(頭が)いっぱい」とぽつり。年末年始にはKAT-TUNとしての活動もあり、多忙を極める中での両立にも「それは最初から分かっていたので、うまく切り替えてやれました。KAT-TUNといるときは楽しい会話をしたりして、稽古ではしっかり集中できました」とストイックに語った。

 この日は兄弟を演じた“兄”井上とハイテンションで会話する場面が公開され、上田は「実はそこが普段のキャラクターとまったく違うところで、苦労しました」と漏らした。「気持ちの上で本当に井上さんのことが大好きというふうにテンション高く演じています」といい、蜷川も普段の上田について「普段は喋らないからね」と明かしていた。

 舞台は1月9日から2月1日まで、東京・Bunkamuraシアターコクーンで上演。


芸能ニュースNEWS

「ザ・ロイヤルファミリー」「ドラマは続くけど山王耕造(佐藤浩市)ロスが大き過ぎる」「これはそれぞれの継承の物語なんだね」

ドラマ2025年11月24日

 日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」(TBS系)の第7話が、23日に放送された。  妻夫木聡主演の本作は、早見和真の同名小説をドラマ化。競馬の世界を舞台に、ひたすら夢を追い続けた熱き大人たちが、家族や仲間たちとの絆で奇跡を起こしていく、人間 … 続きを読む

「ひと夏の共犯者」“眞希”恒松祐里がついに警察と接触 “巧巳”橋本将生は「完全に闇堕ちしてる」「怖くて心配」

ドラマ2025年11月24日

 timeleszの橋本将生が主演するドラマ「ひと夏の共犯者」(テレ東系)の第8話が、21日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、大学生の主人公・岩井巧巳(橋本)が、推しのアイドル・片桐澪(恒松祐里)との夢のような同居生活 … 続きを読む

「良いこと悪いこと」“黒服2人の逃走犯”は「カンタロー!? 今國!?」 「トヨは犯人側のはず」「ターボーが一番怪しい」

ドラマ2025年11月24日

 間宮祥太朗と新木優子がW主演するドラマ「良いこと悪いこと」(日本テレビ系)の第7話が、22日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、かつて鷹里小学校・6年1組のリーダーだった高木将(間宮)が、22年ぶりにタイムカプセルを掘 … 続きを読む

「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」「最後、全部生田斗真に持っていかれたわ」「今まで文句を言いながらも見続けてきた人へのご褒美みたいな回だった」

ドラマ2025年11月20日

 「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ系)の第8話が、19日に放送された。  脚本・三谷幸喜、主演・菅田将暉による本作は、1984年の渋谷「八分坂(はっぷんざか)」を舞台に、1人の演劇青年が老若男女総勢25人超の … 続きを読む

「スクープのたまご」日向子の背後を追う“謎の男”が登場 「事件の概要が見えて面白くなってきた」

ドラマ2025年11月19日

 奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の第7話が、18日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、週刊文春を徹底取材して書かれた大崎梢氏の同名小説を実写化。大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、1人の若き新 … 続きを読む

Willfriends

page top