映画「I’M FLASH!」のマスコミ完成披露試写会が17日、東京都内で行われ、主演の藤原竜也と豊田利晃監督が登場した。
本作は、謎の美女との出会いをきっかけに人生の歯車が狂い始める新興宗教のカリスマ教祖の姿を描く。
以前から、豊田作品への出演を切望していたという藤原だが、「撮影現場は地獄のような毎日だった」と振り返った。
一方、豊田監督は、藤原の演技について「最高でした」と褒めたが、「藤原くんには(演出家の)蜷川(幸雄)さんの呪いがかかり過ぎていた。今回は、その呪いを解く時間になった。試写を見た方から、藤原くんがすごく良かったと言ってもらえて、ほっとしている」と語った。
これに対して、藤原は「監督は、現場で『今は、蜷川(演出の)演技じゃないよ』『カイジじゃないよ』って、いちいち僕の細胞をえぐるようなボディーブローを打ってきたんです。なのに(共演の松田)龍平はちょっとしゃべっただけで、『OK、龍平良かったよ』って…。(監督には)個人的には憎悪だけです」と不満を打ち明けた。
映画は9月1日からテアトル新宿ほか全国ロードショー。