雑誌「Seventeen」の専属モデルとして活躍し、4日スタートの「衝撃ゴウライガン!!」(テレビ東京系)では霊感が強い女子高校生を演じている新川優愛さん。今回は真冬に行われたという撮影でのエピソードや、自称「ホラー大好き!」な優愛さんの怪談話(?)などについて伺いました。カワイらしい一面が満載です!
――この物語について聞いたときは、どう思いましたか?
新しいなと思いました。普通、「特撮」って聞いたら人が変身をするというのが一般的だと思うんですけど、この物語に関しては全然違っていて。兆真界(ちょうしんかい)の人々が特殊な姿のままで普通に家事をしたり、食事をしたりしているんです(笑)。最初に聞いたときはそれがすごくシュールだなと思いました。
――演じるヒトミはどういう女の子ですか?
小さいころから霊感が強くて、そのせいで人と関わることがあまり好きではなくなってしまった女の子です。楽しみといえば一人で落語を聴いているときだけ、というような。でもとってもいい子で、おばあちゃん思いな子でもあるので、私はすごく好きですね。
――お芝居で難しかったのはどんな部分ですか?
私には霊感が全く無くて、変なものが見えるということのつらさが分からなかったので、そこは難しいなと思いました。でも何か分からないものがふとした時に見えるのはすごく悲しいし、それは落ち込んじゃうだろうなと思って、撮影のときは控室で1回自分のテンションを落としてから現場に入る、ということをしていましたね。
――撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?
物語は夏の設定なんですけど、実際に撮影していたのが去年の11月から1月ごろだったんです。そんな中、夏服でいるのはすっごく寒くて! 演技ではなるべく表情に出さないようにはしていたんですけど、自然と顎などが震えちゃうんですよね。メーキング映像などでは私、多分「寒い」しか言ってないと思います(笑)。でも現場自体はすごく楽しかったですよ。街中を光人(ひかりびと)に追い掛け回されるシーンなどもあって、私は必死に逃げているんですけど走るのが遅いから、すぐに追い付かれてしまったこともあったりして(笑)。あとオフの時間では現場の端っこに光人の脱げ殻が置いてあって、そういう図も面白かったです。みんな素材が違うので、つい触ってみたくなるんですよね。
――抜け殻を触ってみたんですか?
触ってました。でも1回ボールみたいな柔らかい部分を思い切り押したら、戻らなくなちゃって(笑)。「ごめんなさい! やばい! どうしよう!」って大慌てになったんですけど、スタッフさんと二人でこっそり違う所から空気を入れたりして何とか元に…。いやぁ、あのときはテンパりましたね。でもセーフです、誰にもバレずに済みましたから(笑)。
――ちなみに新川さん自身はホラー物、得意?
DVDなどを見るのは大丈夫ですし、よく見ますよ。でもいざ怖いシーンが流れ出すと、(手で目隠しをして)こうやってます。
――それは「見てる」とは言わないんじゃ…。
友達からもよく言われます(笑)。お化け屋敷なんかも目を閉じた状態で友達に連れて行ってもらうんですよ。でも偶然、目を開けたりしたときに突然手がバンッと目の前に出てきちゃったりすると、すごい叫んじゃうんです(笑)。
――最後に「ここを見てください!」という部分を教えてください。
ヒトミは最初みんなに心を開かないことが多かったんですけど、兆真界の光人たちと関わることによって、ちょっとずつ明るく成長していくんです。そんなヒトミの姿を通して一歩踏み出す勇気を皆さんにも感じていただけたらなと思います。ぜひ楽しんで見てください!
この業界に入ったきっかけは?
小学3年生のころから、俳優やタレントさんなどメディア系のお仕事に興味があって、テレビに出たいなと思っていたので、小学6年生の時に勇気を出して両親に相談したのがきっかけです。親からは「いいよ! でもやるんだったら中途半端にはするな」と言われた記憶があります。
尊敬する人、目標とする人は?
おばあちゃん。私のことを時には厳しく怒ってくれて。私が人間として成長できていない間もずっと見守っていてくれるんです。おばあちゃん自身は朝早く起きて遠くのゴミ拾いを行ったりしているみたいで。本当にすごい方だなと思います。
好きなテレビは?
バラエティー番組がすごく好きです。過去で言うと「ワンナイR&R」(フジテレビ系)で、あとは「爆笑オンエアバトル」(NHK総合)などのコント系もすごく好きでしたね。私、売れて人気になる前の芸人さんが好きなんです。劇場などにもよく行ってましたよ。NON STYLEさんは「M‐1グランプリ」を取る前から好きでしたし、パンサーさんも3人がそれぞれ別のコンビを組んでた時から注目していて…って、止まらなくなっちゃうので、次の質問をお願いします(笑)。
好きな映画は?
『ONE PIECE』の『エピソード オブ アラバスタ 砂漠の王女と海賊たち』が好きです。『ONE PIECE』は単行本も持っていますし、アニメも映画も全部見ています。後は『エスター』という洋画も好きです。少しだけホラーっぽい感じなんですけど、すごく好きでしたね。ただカメラを振った際に怖い顔が出てきたりするので、そのときは目隠しをしていましたけど(笑)。
お気に入りの場所は?
自分のお部屋です。一番落ち着きますね。自分の匂いがするというか。帰ってきてベッドに転がって、「ふぁ~」ってなる瞬間が好きです。
落ち込んだときの立ち直り法は?
お風呂の中でシャワーを浴びながら泣きます。シャワーの音などがしていると家族に泣いていることがバレないじゃないですか。それで「よし! 泣きやんだ」ってスッキリしてお風呂を出ます。私はあまり自分の感情の起伏を周囲の人に見せないんです。本当にうれしい事は人に言わなかったりするかも。
自分の好きなところは?
爪。「爪がちゃんとしているね」って言われます。比較的、縦に長いみたいです。爪や指を褒められる事が多いのでクリームを塗ったりなどの簡単なケアは日頃から心掛けるようにしています。
自分の嫌いなところ、直したいところは?
いっぱいあるなぁー(笑)。一番は忘れっぽいところでしょうか。大事なことを忘れて、逆に忘れてもいいようなことをずっと覚えているんですよね。おばあちゃんにもよく注意されています。
マイブームは?
バジルソースが好きで。パスタやピザ、焼き肉など、いろんなものにつけて食べています。焼き肉にバジルソースの組み合わせはオススメですよ。あと洋食系には結構なんでも合うので、とにかくつけてみちゃいます。
座右の銘は?
「人のふり見てわがふり直せ」です。マナーの悪い人はあまり好きではないので、反面教師にするようにしています。例えば電車の中で電話をしていたり、優先席で携帯電話をいじっていたりする人を見ると「あーゆう人にはならないようにしよう」って思って気を付けるようにしてます。あと自分に悪気はなくても他人を不快にさせてしまうこともあると思うから、自分が言われてうれしくないことは、あんまり人に言わないようにしています。
撮影◎金井堯子
【番組情報】
衝撃ゴウライガン!!
テレビ東京 ほか
毎週金曜 深1.23~1.53 ほか
【プロフィール】
しんかわ・ゆあ 1993年12月28日生まれ、埼玉県出身。雑誌『Seventeen』の専属モデルとして活躍中。主な出演作に、ドラマ「GTO」(フジテレビ系)、「35歳の高校生」(日本テレビ系)、映画『今日、恋をはじめます』など。11月13日からは出演舞台「鬼切姫 第二章 来るべき日」が控える。