【2.5次元】崎山つばさ、ダークヒーローで新境地!「お金は人を良くも悪くもする魔法の紙」映画『クロガラス』インタビュー

2019年3月5日 / 12:00

 ミュージカル『刀剣乱舞』の石切丸役をはじめ、舞台やドラマなどで幅広い活躍を見せる崎山つばさの映画初主演作品『クロガラス1』が3月9日から、『クロガラス2』が3月30日から公開される。崎山が演じるのは、金さえ払えばどんな依頼も引き受ける、ダークヒーロー・黒斗。欲望渦巻く歌舞伎町を舞台に、裏社会のトラブルを解決する“クロガラス”のメンバーが暗躍する姿を描く。これまでのイメージを覆すかのような、アウトローな役柄に挑んだ崎山に、本作の見どころや役作りについて聞いた。

黒斗役の崎山つばさ

-初主演、おめでとうございます。今回は、エピソード1と2の2作連続公開ですね。出演が決まったときのお気持ちは?

 映画に出演できること、そして主演であること、2作連続公開されることと、3倍うれしかったです。もちろん、主演を務めるということで責任も感じましたが、それよりもうれしさの方が大きかったですね。これからも長く続いていく作品になればいいなってすごく思います。

-脚本を読んでどのような感想を持ちましたか。

 歌舞伎町のアンダーグラウンドな世界の話なので、普段、自分が全く経験したことのない話だな、というのが最初の感想でした。演じるためには、その世界を知らないといけないと思ったので、準備という意味も込めて、歌舞伎町を舞台にしたほかの作品をたくさん見ました。

-実際に歌舞伎町にも行きましたか。

 行きました! 1ではホストが依頼人として出てきますが、歌舞伎町では実際にキャッチしているホストや、そんなホストと話している女の子を見て、人間観察をして、歌舞伎町の空気を知ることができました。いろいろな人たちが集まっている街だからこそ、映画で描かれているような「歌舞伎町という街」ができているんだと感じましたし、それに気付けたことは演じる上でプラスになったと思います。

-演じる上ではどんなことを意識しましたか。

 黒斗像を監督と共有したかったので、どういう人物で、どんな過去を背負ってここに来たのかということをたくさん話しました。監督と話しているうちに、「無機質」「ミステリアス」というキーワードが出てきて、さらにその上で、人間くささがある人物であると僕は感じたので、それは意識しました。

-エピソード1では、黒斗の過去がほんの少しだけ明かされますが、役作りをする上で、黒斗のそういった過去も加味したのでしょうか。

 しましたね。黒斗自身の過去もそうですし、悠哉(植田圭輔)と日菜(最上もが)との出会い、解決屋ができるまでのストーリーもそうです。そういった3人(崎山と植田、最上)の過去は、共通認識として持っていた方がいいと思ったので、3人で話し合いもしました。

-植田さん、最上さんとは初共演ですか。

 いや、植ちゃん(植田)とは舞台で1度共演しているので2回目です。最上さんは初めてです。

-舞台で一緒だったのなら、植田さんとは最初からいいチームワークで撮影できましたね。

 そうですね。共演したのは、2年半ぐらい前なので、時間はたっていたんですが、植ちゃんもそのときのことを覚えていてくれましたし、深い関係性ができていたので、演じる上ですごく助けられましたね。はじめから信頼関係も築けていましたから。

解決屋のムードメーカー・悠哉(ゆうや)役の植田圭輔

-最上さんはいかがですか。

 最上さんは、初めてお会いしたときに監督さんとめちゃめちゃ話をされていた姿が印象的でした(笑)。その姿を見ていたので、役に対しての責任感や仕事にしっかりと向き合う方なんだなと思いましたし、信頼できる方だと感じていました。そういう信頼があったからか、3人のシーンは自然と良い雰囲気、空気感が出せていると思います。

オタク系凄腕ハッカー・日菜(ひな)役の最上もが

 
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