【2.5次元】鳥越裕貴&高橋健介が新たな“桃太郎”に挑む!「楽しんでものづくりを」舞台「桃源郷ラビリンス」インタビュー

2019年3月27日 / 12:00

 誰もが知るおとぎ話「桃太郎」を、誰も見たことのない「桃太郎」の物語にするマルチメディア・プロジェクトが始動した。物語の舞台は、岡山市街地にある古民家カフェ「桃源郷」。店主で桃太郎の転生体である吉備桃太郎と、桃太郎に引かれるように集ってきた犬の犬養津与志、猿の楽々森類、キジの珠臣樹里、そして桃太郎の幼なじみで親友の大和尊との自空を超えた因縁が描かれる。舞台版と映画版で桃太郎を演じる鳥越裕貴と大和尊役の高橋健介が、公演を控えた思いを語った。

大和尊役の高橋健介(左)と吉備桃太郎役の鳥越裕貴

-舞台、そして2019年秋には実写映画化も決まっているメディアミックス作品です。出演が決まったときのお気持ちをお聞かせください。

鳥越 「岡山でできる!」っていうことが、まず一番にうれしく思いました。僕、今まで、岡山に行ったことがないんですよ。岡山は、「桃太郎発祥の地」として知られている場所ですし、今回は映画の撮影も岡山で行うことが決まっているので楽しみです。

高橋 僕は、それに加えて、舞台と映画が連動した企画に参加することも初めてなので、新たな挑戦ができることもうれしく思いました。自分の経験として、初めてのことができるのはとてもありがたいことだと思います。

-マルチメディア・プロジェクトの第1弾として、すでにライトノベル『桃源郷ラビリンス』も発売されていますね。お読みになったご感想は?

鳥越 意外とスラスラ読めました。続きが気になりますよね。

-台本はこれからですか。

鳥越 もう頂いて、読みました。

高橋 ライトノベルは、それぞれのキャラクターがどういう人物かを丁寧に描いた内容になっていますが、舞台版ではそれを交えつつも、その後の本編的な内容もやります。

鳥越 なので、より濃いものができると思いますし、映画もそうなっていると思います。まだ、これから台本も改定されていくでしょうし、もちろん変わっていくところもあると思いますが。

-それぞれが演じるキャラクターをどのように捉えて、どのように演じていこうとお考えですか。

鳥越 桃太郎には、「いろいろと受け入れ過ぎだぞ」というのはまず、忠告したいですが(笑)。でも、だからこそ、桃太郎というキャラクターが成り立っていると思うので、僕もそこは受け入れていこうと思っています。そういうちょっと理解しかねる行動をしつつも、芯がしっかりとあって、意外と熱血で、熱い気持ちも持っている人物なので、そこをうまく表現できたらいいなと、今は思っています。

高橋 大和は、突然目の前で非現実的なことが起こって、そこにどんどん飲み込まれていくキャラクターです。芯は強く持っていますが、状況を理解できず、戸惑って人間らしい一面もあるのでそこが魅力ですね。

-ビジュアル撮影はいかがでしたか。

鳥越 結構、スラーッと撮り終えることができたと思います。

高橋 僕と鳥越くんの衣装は、奇抜なものではないので、雑誌の撮影と同じ感覚で撮影できましたね。でも、この作品は、そういう雰囲気なんだと思ったら、出来上がったほかのキャストさんの写真を見たら、いろいろとファンタジーな感じの人もいたので、ある意味驚きではありました(笑)。

鳥越 角が生えている子もいるしね(笑)。

-先ほど、鳥越さんは初めての岡山とおっしゃっていましたが、岡山での公演について、改めていかがですか。

鳥越 岡山での公演自体、なかなかないことですし、しかもそこで桃太郎なので、とても貴重な機会だと思います。

高橋 岡山の方が、どう見てくださるか、楽しみですよね。やっぱり、純粋に桃太郎のことは好きだと思うんですよ。僕、両国で育ったんですが、だから純粋にお相撲さんが好きで思い入れもあるので、きっと岡山の方は桃太郎に同じような気持ちを持っていると思うので。

-稽古で楽しみにしていることは?(※取材は稽古前)

高橋 台本を読ませていただいて、思っていた以上にアクションがあったので、どうなるのか楽しみにしています。犬、猿、キジの戦いですから。新しい殺陣が見られるのか、楽しみですね。

鳥越 動物ですからね。動物っぽいアクションになるのか、どうなるか。

-ライトノベルからは殺陣がたくさんある作品だという印象はあまりなかったです。

鳥越 そう、僕もなかった。でも、ビジュアル撮影のときに、僕、剣を持って撮影したんですよ。だから、「あ、殺陣やるんだ」って。

高橋 まあ、でも剣を持っても使わないかもしれないしね(笑)。

 
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