【2.5次元】舞台『K −RETURN OF KINGS−』 「自分にしかできないことを」杉山真宏&岸本勇太&佐々木喜英インタビュー

2019年2月25日 / 12:00

 2012年10月にテレビアニメーション第1期が放送されて以来、多くのファンを魅了する「K」の舞台シリーズ第5弾『K −RETURN OF KINGS−』が3月1日に開幕する。本作は、テレビアニメーション第2期「K RETURN OF KINGS」を舞台化したもの。伊佐那社役の杉山真宏、夜刀神狗朗役の岸本勇太、御芍神紫役の佐々木喜英に、公演への思い、そしてそろって出演した2.5Dオフィシャル番組「What’s 2.5D?」の収録前、公演を間近に控えた心境を聞いた。

(左から)御芍神紫役の佐々木喜英、伊佐那社役の杉山真宏、夜刀神狗朗役の岸本勇太

-杉山さんと岸本さんは『Kステ』シリーズ初出演になります。出演が決まったときのご感想は?

杉山 中学生のときにアニメを見ていて、知っていた作品だったので「あの『K』だ!」と思いましたが、現実味はなかったですね(苦笑)。お話を頂いたときに、伏見猿比古役の木戸邑弥くんと別の舞台でご一緒していたので、いろいろと教えてもらいましたが、それでもあまり実感が湧かなくて…ビジュアル撮影で衣裳やメークを着けて、やっと実感が出てきました。

伊佐那社役の杉山真宏

岸本 僕は、最初にお話を頂いたときはアニメを見ていなかったので、不安の方が大きかったです。僕が演じるクロ(※狗朗の愛称)は、(舞台シリーズ第4弾の『K −MISSING KINGS−』まで)荒牧慶彦さんが演じられていたので、その後を継ぐということもあり、大丈夫かな…って。ただ、演じるからには、自分にしかできないことをやらないと意味がないと思っていますし、僕にとって挑戦となる舞台でもあるので、そういった意味での楽しみもあります。

夜刀神狗朗役の岸本勇太

-佐々木さんは、舞台『K −MISSING KINGS−』に続いてのご出演です。前作では、悔しい思いもした、ということでしたが。

佐々木 はい、開幕2日目にけがをしてしまって…。この作品は、絆を描いた物語なので、何としても最後までカンパニーの一員として力になりたいという思いがあって…最終的にはアクション監督の守時悟さんがボディーダブルで入ってくださって、みんなの絆の力もあって、なんとか公演を終えることができました。しっかり治さないといけないようなけがだったので、今回の公演に間に合うように、逆算して手術をして、それからリハビリに専念して、ようやく稽古に行ってもいいという許可が出たので、今、稽古できています。みんなで稽古できるということが本当にうれしいです。

御芍神紫役の佐々木喜英

-杉山さんは、本作が初座長ですね。

杉山 性格的に人を引っ張っていくことが今まであまりなかったのですが、自分なりに、自分の思う座長らしさを出していけたらと思っています。千秋楽を迎えるまでに、「杉山が座長で良かった」と言ってもらえたらうれしいです。

-お二人から見て、杉山さんの座長ぶりはいかがですか。

佐々木 杉山くんは背中で引っ張っていくタイプだなと思いました。キャスト同士でご飯に行くときは、だいたい僕たち年長のキャストがみんなを誘うことが多いのですが、お芝居では座長の杉山くんがセンターでドーンと構えて、無言でみんなを引っ張っていってくれていると思います。

岸本 僕は今回、真宏とは初共演なんですが、自分の考えを持った人だなと感じました。残りの稽古で、セッションを重ねていく中で、いいものができるんだろうなという確信があります。

-本作の見どころは?

杉山 サブタイトルに「RETURN OF KINGS」とある通り、シロ(※社の愛称)が帰還するところは見どころだと思います。そこから、シロを軸に話が回っていきます。

岸本 クロとネコがシロを追い求めて探している中で、《緑のクラン》と出会うのですが、本作でその《緑のクラン》の全貌が明らかになります。それから、シロが戻ってきたことでクロが力を発揮できるようになり、紫とどう勝負していくかということも見どころです。それぞれのキャラクターがしっかりと立った作品なので、見どころは多いと思います。

佐々木 前作では、《緑のクラン》は僕と平坂道反しか出てこなかったので、今回、ほかのみんなも出てくるのはうれしいです。ずっと寂しかったんですよ(笑)。4人とも自由なキャラクターで普段はバラバラなんですが、結束力もあるし、4人の絆も生まれる。ぜひ、《緑のクラン》に注目してもらいたいです。

 
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