草なぎ剛「この作品を通じて『生死』をより意識するようになった」 「終幕のロンド —もう二度と、会えないあなたに—」【インタビュー】

2025年9月30日 / 13:00

草なぎ剛(C)カンテレ

-“いつ死んでも悔いがないように生きよう”ということでしょうか。

 そういったすてきなことを言える人間でいたいですよね(笑)。でも、死は突然訪れるものだと思うんです。世の中に“必ず”とか“100パーセント”のことってあまりないと思うのですが、死ぬということは絶対に100パーセントですよね。それを少し意識していることで、日頃の行動が変わってくるのかなと思います。このドラマも、死というものをポジティブな面で意識できるような作品になればいいなと思っています。

-“死ぬときに何が残るんだろう”と、考えたことはありますか。

 僕たちのような職業の人は、きっと自分が出演した作品が残りますよね。僕にとって作品は、命を懸けて皆で作っているものなので、そんな自分の遺伝子が刻まれた作品は、“終幕”を迎えても残り続けてくれると思います。

-本作で樹がひかれ合う相手・御厨真琴役を演じる中村ゆりさんの印象を教えてください。

 中村さんには演技の中でも助けていただいています。中村さんと一緒だからこそ僕も揺れ動く気持ちが生まれて演技が良い方向に変わったり、自分の役が豊かになっていると感じています。

-最後に、作品を楽しみにしている方へのメッセージをお願いします。

 初めて遺品整理人というお仕事の役に挑戦していますが、遺品からさまざまな人間のドラマや真実が解き明かされる瞬間が感動的です。そこに樹と真琴の大人のラブが入り混じって、皆さんに楽しんでいただける温かいドラマになっていると思います。見ている方が幸せを感じたり、新しい明日をまた一歩踏み出していけるなような気持ちが起こるドラマにしたいです。

 ドラマは10月13日からカンテレ・フジテレビ系で放送スタート(毎週月曜22時放送)

(取材・文/小宮山あきの)

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

石橋静河「皆さんに『一歩前進してみようかな』と思っていただけたら」連続テレビ小説主演に懸ける思い【連続テレビ小説「ブラッサム」インタビュー】

ドラマ2026年9月26日

  -劇中では、渡部篤郎さん演じる珠の父・清治が強烈な存在感を放っています。珠と清治の関係も物語の重要なカギになりそうですが、2人の関係をどのように捉えていますか。  実際のお父様は、宇野千代さんが「ドストエフスキーの小説に出てくる狂人のよ … 続きを読む

【映画コラム】戦争が終わった後に残るものは…『ハート・オブ・ビースト』『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』

映画2026年9月25日

『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』(9月11日公開)  ニューヨークの貧しい家庭に生まれたアフリカ系アメリカ人のアレン・ネルソン(ロドニー・ヒックス)は、貧困と差別から抜け出すため18歳で海兵隊に入隊する。1966年、ベトナム戦争 … 続きを読む

市川團十郎、市川新之助「こういう形で記録に残せたのは非常によかったと思います」【インタビュー】『襲名』

映画2026年9月24日

-クライマックスの「勧進帳」で、歴代の團十郎さんによる弁慶と富樫が重なって映るシーンも、三池監督の発案でしょうか。 團十郎 私からは何も言っていません。三池さんが一生懸命にお作りになって、ああいう形になってよかったと思います。父(十二代目) … 続きを読む

尾上松也「金田一耕助を演じる喜びがふつふつと」奥智哉「今の時代にふさわしい作品に」名作ミステリー映画で共演『八つ墓村』【インタビュー】

映画2026年9月18日

-お二人は今回が初共演だそうですが、そういう金田一と辰弥の関係をどのように作っていったのでしょうか。 松也 僕のクランクインが、ロケ地の岡山でちょうど奥さんや堀田(真由/森美也子役)さんと3人のシーンでしたので、初日の撮影が終わった後にみん … 続きを読む

有村架純、石田ひかり、姫野花春「見終わった後ですごく幸せな気持ちになれる映画です」『さとこはいつも』【インタビュー】

映画2026年9月18日

有村 花春ちゃんは、その青さといい輝きといい、本当に今しかないものがしっかりと画面に映っていました。15歳の聡子ちゃんには、まだ名の知れぬ感情がいっぱいある。これからこの子はいろいろな感情を知って大人になっていく。今はそのスタートラインにい … 続きを読む

page top