エンターテインメント・ウェブマガジン
謙さんとご一緒させていただくのは初めてだったので、最初に「松平定信役の井上です」とごあいさつに伺いました。すると、ちょうどメイク中だった謙さんが「お前か!」と冗談っぽく迎えてくださったんです。おかげで、緊張していた気持ちが軽くなり、収録が楽しみになりました。
定信と意次は火花を散らす関係なので、収録自体は緊張感がありました。それでも、収録の合間には謙さんが気さくに話しかけてくださり、お芝居で気付いたことをアドバイスしてくださったり、貴重な経験談を伺ったり、十分にコミュニケーションを取ることができました。
謙さんと初めてお会いした同じ日に、ちょうど横浜さんもいらっしゃったので、ごあいさつさせていただきました。お会いしたのは今のところその時だけですが、横浜さんとは同い年ということもあり、また違う刺激を受ける部分もあると思うので、劇中で定信と蔦重として対面できることを期待しています。
定信は「世の中を良くしたい」という思いで寛政の改革を進めているだけで、「蔦重をどうにかしてやろう」と考えているわけではありません。ただ、結果的にそれが、蔦重の運命を大きく左右することになります。そのドラマを盛り上げるため、僕は「めんどくさいやつ」と思われる定信を、脚本に従ってできるだけ強烈に表現できればと思っています。
そうなったら最高です(笑)。この作品での定信の役割はそこにあると思うので、そのために全力で取り組むつもりです。

(C)NHK
(取材・文/井上健一)
映画2025年12月28日
【日本映画】 邦画界は、今年も『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』『チェンソーマン レゼ篇』『名探偵コナン 隻眼の残像』など、アニメーション作品が興行成績の上位を占めたが、実写映画でも大ヒット作が生まれた。歌舞伎を題材とした … 続きを読む
ドラマ2025年12月26日
▽家族を世話する母 ムン・ソリは、「クイーンメーカー」(23年)や「私たちの人生レース」(同)のように、女性の主体性や自分らしさを打ち出す役を担い、エンパワーメントの姿を体現してきた。だが「おつかれさま」では、“肩書きのない母”を真 … 続きを読む
映画2025年12月24日
-この映画は、ちょっとフランス映画みたいなところがありましたね。 分かります。私もそう思いました。確かにそういう味わいがありますね。最初の撮影が、矢添と2人で、部屋で紅茶を飲んでいるシーンだったんですけど、プレイバックしてモニターを見た時 … 続きを読む
映画2025年12月23日
-12年という時間が、そういう皆さんの固い絆を作り上げたわけですね。そんな作品に出合える機会は、俳優人生の中でめったにないことだと思いますが、皆さんにとって「緊急取調室」シリーズとはどんな存在でしょうか。 天海 12年という時間とエネルギー … 続きを読む
映画2025年12月20日
『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』(12月19日公開) 友人の結婚式で知り合ったデビッドとサラは、レンタカーのカーナビに導かれ奇妙なドアにたどり着く。そのドアの先は、それぞれの「人生で一番やり直したい日」につながっていた。“ … 続きを読む