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水上 僕は九州出身なので、それはすごく感じます。男を立てるみたいな昔のイメージ。それがいいとか悪いとかではなくて、それは僕がそうした生い立ちだからこそ、そういうイメージが湧いてきたのかなと思います。
髙石 私は「わにくん」が好きです。
水上 僕は、関智一さんが声を当てたゴッチャンです。ゴッチャンとらいおんくんが出会うシーンのカットバック。あそこは技法的にもすごく引き込まれました。関さんとはご一緒したことがあったので懐かしさを感じながら、やっぱりうまいなと思いました。
髙石 人を笑顔にするという意味で言うと、大勢の人たちに対してというのは難しいと思いますが、自分の周りの家族や友達には笑顔で見てもらえたらうれしいという思いは常にあります。いろんな感情を表現して、気持ちが湧き立つようなお芝居を目指しました。
水上 多分これを見てくれる子どもたちは、見栄を張ったり、嫉妬したり、人の言うことを聞かなかったりという感情をまだ言語化できないと思うんです。このたべっ子どうぶつのキャラクターたちのように、何もかもうまくいかない中で、壁や何かしらの障害を感じながらも進んでいかなければならない。至極当たり前のことをこの作品では語っています。だからそれを言語化できなくてもいいから、子どもたちに感じてもらえればいいと思います。そして保護者の方々が、それを言語化して子どもたちに伝えてほしいです。その点では、大人の方にも見ていただける作品になっていると思います。
髙石 最初にデータで頂いて小さい画面で見たんですけど、先日やっと大きいスクリーンで見ることができて、やっぱり映画館で見ていただきたいなと思いました。モフモフ感みたいなものが伝わるし、映像に対してもすごいこだわりが見えます。音楽も今回歌わせていただいたのもそうですが、劇中で流れるものもすごくすてきです。あとは色遣いがすごいです。
水上 アフレコの時にはまだ画になっていないところがあって、そこからどれだけの技術が盛り込まれたのかは分からないですけど、一般のお客さんたちと比べて少しだけ進んだところを感じられたからこそ、技術的なところにも興味を持ってほしいと思いました。僕らのアフレコを宣伝として使っていくのもすごく大事なことですが、それと同じぐらい製作過程を知ることも大事だなと。それを知ることでアニメを作りたいと思う子どもが増えてくれればいいなと思いました。
髙石 まず物語性があります。それとたべっ子どうぶつたちのかわいらしさや、モフモフを感じに来ていただきたいところもありますけど、大人の方には、一人一人のキャラクターや人間味から感じる面白さとか、話全体の流れとしてのどんでん返しの面白さを感じていただきたいと思います。
水上 子どもたちと一緒に保護者の方が来ることも多いと思います。保護者の方は、子どもが感動していたら、この子は一体何に感動しているのかという視点を持っていただきたいと思います。どこがよかった、何が面白かったという話を親子でするきっかけの一つになったらうれしいです。
(取材・文・写真/田中雄二)
(C)ギンビス (C)劇場版「たべっ子どうぶつ」製作委員会
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