坂本昌行&増田貴久がミュージカルで初共演「笑顔になって、幸せになって帰っていただけたら」 ミュージカル「ホリデイ・イン」【インタビュー】

2025年4月1日 / 10:47

-なるほど。では、坂本さんは増田さんのテッド、増田さんは坂本さんのジムについてはどんな印象がありますか。

坂本 テッドは一見すると自分の意見を押し通して歩んでいるように見えるけれども、実は周りを自然と幸せにしたり、勇気づけたりするタイプの役だと思います。誰かに気を遣って話しているのではなく、自然と話している言葉が人を勇気づけたり、笑顔にさせる。なので、ぴったりだと思います。稽古もいらないんじゃないかな(笑)。

増田 ぶっつけ本番でいきます(笑)!

-増田さんから見た坂本さんのジムはいかがですか。

増田 ジムはテッドのことを親友だと思っているというせりふがあるので、その関係性がポイントになるのかなと思います。僕自身は、友達のことが大好きだと思っていてもあまり「親友」という言葉は使わないんですよ。この人とは一生、大切な関係を築いていく友達だと思う友人がいても、それがイコール「親友だ」というワードにはならない。でも、ジムは「親友だ」と言ってくれるので、その関係性が見えるように演じられたらと思います。

-お二人の関係性づくりはこれから?

増田 プライベートでは(坂本と)仲は良いですが、これからの期間で役としても深めていきたいと思います。

坂本 …いや。

増田 「いや」はおかしいじゃないですか(笑)。

坂本 プライベートでは会ったことはないので。

増田 連絡先もこれから交換していきたいと思います(笑)。

-最後に読者に向けてメッセージをお願いします。

坂本 古き良きアメリカのミュージカル作品だと思います。それをこの令和の現代に初演でできるということはわれわれも非常にワクワクしていますし、何よりもこの音楽を皆さまに届けられることが幸せです。すてきな音楽を聞いて笑顔になって、幸せになって帰っていただけたらと思います。

増田 僕がコロナ禍に「ハウ・トゥー・サクシード」という作品をやらせてもらったときに坂本くんが見に来てくださって、「落ち込んでいる時代だからこそ、コメディーでポップな作品があるのが良いよね」と言ってくださったのを覚えています。僕自身も観劇している3時間が、「今年1番楽しかった時間」だと思っていただけるような作品を作りたいと思っています。ジュニアの頃からずっと坂本くんの背中を見させてもらってきて、こうして共演という形で同じステージで歌ったり踊ったりするのは初めての経験なので、後輩として、1人の役者として、成長を見せられるようにしっかり頑張りたいなと思います。

(取材・文・写真/嶋田真己)

 ミュージカル「ホリデイ・イン」は、4月1日~16日に都内・東急シアターオーブ、4月22日~5月1日に大阪・SkyシアターMBSで上演。

ミュージカル「ホリデイ・イン」

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

岩田剛典、白鳥玉季「全編を通してくすっと笑えるコメディー映画になっていますので、気楽な気持ちで映画館に来ていただきたいです」『金髪』【インタビュー】

映画2025年11月21日

-お互いの演技を見て、どのように思いましたか。 岩田 玉季ちゃんはお芝居になると別人みたいになるタイプだと思いました。現場では、テスト勉強も台本読みと一緒にやっていたから、本当に中学生なんだと思いました。でも、板緑の時は、しっかりと大人顔負 … 続きを読む

加藤清史郎&渡邉蒼「僕たちも今、夜神月に巻き込まれている」 子役出身の二人が挑む「デスノート THE MUSICAL」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年11月21日

 映画やドラマ、アニメなど幅広いメディア展開を遂げてきた人気漫画「DEATH NOTE」のミュージカル版「デスノート THE MUSICAL」が11月24日から上演される。2015年に日本で世界初演された本作は、原作のスリリングな物語を世界 … 続きを読む

なにわ男子・大西流星「“timeleszのお兄さん”な原くんは印象通り」 timelesz・原嘉孝「流星は優しくてしっかりしてる子」 1月期ドラマでW主演【インタビュー】

ドラマ2025年11月20日

 なにわ男子・大西流星と、timelesz・原嘉孝がW主演する「東海テレビ×WOWOW 共同製作連続ドラマ 横浜ネイバーズ Season1」が、2026年1月から放送がスタートする。  本作は、令和版『池袋ウエストゲートパーク』として注目を … 続きを読む

早見沙織「プレデターの新しい魅力をこの映画から感じていただけると思います」『プレデター:バッドランド』【インタビュー】

映画2025年11月19日

-アニメーションの声優としての活動が中心ですが、こうした映画の吹き替えとの違いはありますか。  私の個人的な感覚になりますが、マイクの前で自分の心を動かしながら表現をすることは変わらないので、ベースの部分はあまり違いがないと思います。ただ吹 … 続きを読む

【Kカルチャーの視点】「ユミの細胞たち」の原作者、ウェブトゥーン作家イ・ドンゴン

インタビュー2025年11月17日

▽キム・ゴウンはユミ役にぴったり  –ドラマ化にはどのくらい関わっていますか。   事前にクリエーターと何回かミーティングをしました。物語の順序を入れ替えてみようとか、どこまで表現していいかなどを事前に話し合いました。ウェブトゥ … 続きを読む

Willfriends

page top