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長澤まさみと森山未來が14年ぶりにタッグを組むBunkamura Production 2025「おどる夫婦」が4月10日から開幕する。とある夫婦の約10年間の軌跡を描く本作で、妻・キヌの弟で、普段は屈託がないものの時折情緒が乱れる光也を演じるのは、timeleszとしても活躍する松島聡。松島に役者業への思いや本作への意気込み、理想の夫婦像などを聞いた。

松島聡 (ヘアメーク:朝岡美妃【Nestation】/スタイリスト:渡邊奈央) (C)エンタメOVO
まだ(取材当時は)稽古をしていない段階なので、自分の役柄も明確に固めきれていないこともあって、未知数でどんな作品になるのだろうという気持ちです。夫婦の関係性や人間ドラマをどう(作・演出の)蓬莱(竜太)さんが描いていくのか期待と楽しみが大きいです。以前、蓬莱さんが作・演出を務めた「広島ジャンゴ2022」を観劇させていただいたときに、現代社会においての人との関わり方や複雑な人間性をエンターテインメントとして描かれていたのがすごく面白いと感じました。今回はそれよりも抽象的に描くのかもしれませんが、自分の演じる役、そしてこの作品に対する理解度をどう高めていくのかが課題になるのではないかと思っています。
タイプロ(timelesz project)を見ているとおっしゃってくださいました。誰推しかは聞きませんでしたが(笑)、1ファンとして楽しんでくださっているようでした。すごく気さくでフレンドリーな方で、初めてお会いしたときから距離感を感じることなく接してくださったので、緊張せずにお稽古に参加できるのかなと楽しみです。
脳の病気で短期的な記憶がなくなってしまうという障がいを持っている青年なので、それに対する葛藤だったり、ふがいない気持ちを持っています。言語化することが難しい気持ちを持った役柄をどう伝えていくのか、まだ自分らしくどう表現すればいいのかが分からないので、蓬莱さんに引き出していただけたらと思います。
(長澤は)テレビの向こう側の人というイメージです(笑)。最初にお会いしたのは、舞台を観劇しに行ったときで、少しだけあいさつをさせていただいたのですが、飾らない方でフランクに接してくださって。まだ(取材当時は)名前も覚えてもらっていない気がするので、まずは名前を覚えてもらうところから始めたいと思います(笑)。同じ静岡県出身なので、静岡のお話をきっかけに会話を作っていけたらいいなと思っています。
自分にない人物を演じるというところが面白さだと思います。僕は、自分と全く違う人物を演じるよりも、どこか自分とリンクできる部分を探して役と向き合っていく作業が好きなので、今回も自分自身をうまく投影して光也として生きることができればよりリアルに描くことができるのではないかと思っています。ただ、そのリンクさせるという作業はすごく大変で。なかなかハマらない瞬間も多いので、1から作っていきながらも、うまく結んでいく作業ができたらいいなと思っています。
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