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しかもその直後、「俺がお前を幸せにしてぇの!」と、思ってもいなかった言葉が蔦重の口から飛び出して。その驚きとうれしさはありながらも、甘い雰囲気にならないところが、この2人らしいなと。だから、「心変わりしないだろうね!」と問い詰めるときに蔦重の胸ぐらをつかんだんですけど、それは台本に書かれていたわけではなく、私の方から監督に「胸ぐらをつかんでもいいですか?」とご相談させていただきました。お互いの思いが通じ合っても、すぐにそういう感じにならず、男同士のけんかのようにぶつかり合うのも、幼なじみらしくていいかなと思って。そんなふうに監督と話し合い、アイデアを出し合いながら丁寧に作ったシーンだったので、とても印象に残っています。
今回は、高下駄で歩いたり、キセルを吸ったり、他にも毛筆や舞など、習得しなければいけない技術がすごく多かったんです。しかもそれは、花魁にとっては日常的なことなので、息をするようにナチュラルにできなければいけません。だから、まずはそういった所作から花魁らしさがにじみ出るように、体が覚えるまで自宅で繰り返し練習しました。
最初に顔合わせをしたとき、それぞれの技術をご指導いただく先生方やインティマシー・コーディネーターの方をご紹介いただきました。そういう手厚いサポートは、大河ドラマならではです。先生方のご指導の下、所作だけでなく、例えばオフの時のお着物の着崩し方なども、花魁らしいけだるさを感じさせつつ、きれいに見えるように、話し合いながら作っていきました。撮影のときも、現場に入るとまず、先生方の居場所を確認し、リハーサルの後、不明な点があれば逐一、確認するように心がけました。
台本には、強がっているけど、実はすごく苦しい…といった瀬川の複雑な感情が、痛いくらい伝わるように書かれているんです。それを余すことなく視聴者の方にお届けできるように、ちょっとした目の動きなどにも気を配りながら演じていました。実際の花魁は10代から20代前半くらいなので、年齢的に自分が花魁を演じられるのは、これが最初で最後のつもりで、すべてを出し切りたいと思って研究しました。以前の“花の井”のときと“瀬川”を襲名した後では、花魁道中の歩き方や声の出し方にも変化をつけています。

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YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 語りは、土地と人を結び直します。 … 続きを読む
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ドラマ2026年1月14日
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