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早川 最年少でプロデューサーになられたっていうことで、 やっぱりそれで批判されたりとか、あることないこと言われることがあると思うんですよね。そういうのに対して、どういうメンタリティーで臨まれているのかお聞きしたいです。
加藤P 若くしてプロデューサーになったことについては、意外と誰からも何も言われることはなくて、カンテレの人たちもむしろ応援してくれる感じですね。ドラマに関しての批判に関しては、甘んじて受けたいと思っているのと、ドラマを作る上では、嫌な気持ちになっている人はいないかなというベースで、SNSをチェックしたりもしています。内容が難しいとか、ここ変じゃない?みたいなコメントには、そうだよね…わかるわかるとか、あ、バレたか…と思ったり(笑)。賛否両論は全て受け止めつつ、視聴者の方が自分の嫌な思い出をほうふつとさせてつらい気持ちになっていないかという視点を持つことを心がけています。
早川 「リーガル・ハイ」は、好きでしたね。DVDも持っています。ドラマでいくと実は、「モンスター」の脚本を書いている橋部敦子さんの「僕らは奇跡でできている」も好きです。高橋一生さん演じる、生物の不思議に夢中な主人公の言葉に共感することが多々ありました。
早川 苦手なことだらけです(笑)。運動も苦手ですし、整理整頓も苦手。苦手なことを1つ挙げることが難しいくらい苦手なこと多いです。
加藤P いやいや…。話をしているだけでも、だいぶ大人な方だなと感心します。
早川 本当に僕自身は、自分のことを天才だと思ったことは1回もなくて。僕がそもそも司法試験を目指したのも、先ほど申し上げましたが、学校の友人たちの影響が大きいんですよね。中学生の段階から化学の賞を総ナメにしている井戸沼くんとか。プログラミングで世界大会に出ている太田くんとか、AIの世界大会で活躍している鈴木くんとか。彼らは、自分の好きなことをとことん突き詰めていて、本当に尊敬しています。彼らに憧れて、自分も好きなものを追求してみようと思い司法試験を目指したので、同級生の彼らこそ“すごい人だな”と思う存在です。
加藤P 同級生を、友人を尊敬できるって、口に出して言えるのは、すごくいいことですね。
早川 将来は、日本のクリエーターの権利を守る弁護士になりたいなと思っています。直近の目標としては、 法律だけしか知らないっていう状況にならないようにしたいです。例えば海外でいろいろな経験したりとか、たくさんのことに挑戦して、人としてひと回りも、ふた回りも成長していきたいです。司法試験の合格は、法曹の入り口にたっただけなので。
加藤P 今日お話しできて、自然体に好きなことを突き詰めている“モンスター”だなと感じて、それがすごく亮子と近い気がして、そんな人が現実にいることを目の当たりにして、すごくうれしいです。亮子に仲間がいたみたいな(笑)。亮子に教えてあげたいと思いました。
早川 今日は本当にありがとうございました。ドラマの撮影現場も見学させていただき、プロデューサーさんとお話しさせていただいて、自分自身のこれからの糧にしていきたいなと思いました。自分がより視野の広い人間になるための大事なステップとして、ありがたい機会をいただいたなと思います。
加藤P 趣里さん、ジェシーさんに、実際お会いしてみていかがでした?
早川 いや、もう、本当にお会いできて光栄でした。ありがとうございました!
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