史上最年少!司法試験に合格 架空の設定ではないリアルな高校2年生がドラマ「モンスター」のプロデューサーと対談 ドラマ現場見学も

2024年11月17日 / 17:00

左からジェシー、早川惺さん、趣里(C)カンテレ

Q:“最年少”にこだわりがないという流れのなか恐縮ですが…、加藤プロデューサーは、カンテレのドラマ制作としては“史上最年少”プロデューサーで、早川さんと最年少つながりということで…、早川さんから加藤Pに何か質問ありますか?

早川 最年少でプロデューサーになられたっていうことで、 やっぱりそれで批判されたりとか、あることないこと言われることがあると思うんですよね。そういうのに対して、どういうメンタリティーで臨まれているのかお聞きしたいです。

加藤P 若くしてプロデューサーになったことについては、意外と誰からも何も言われることはなくて、カンテレの人たちもむしろ応援してくれる感じですね。ドラマに関しての批判に関しては、甘んじて受けたいと思っているのと、ドラマを作る上では、嫌な気持ちになっている人はいないかなというベースで、SNSをチェックしたりもしています。内容が難しいとか、ここ変じゃない?みたいなコメントには、そうだよね…わかるわかるとか、あ、バレたか…と思ったり(笑)。賛否両論は全て受け止めつつ、視聴者の方が自分の嫌な思い出をほうふつとさせてつらい気持ちになっていないかという視点を持つことを心がけています。

Q:好きな弁護士ドラマはありますか?

早川 「リーガル・ハイ」は、好きでしたね。DVDも持っています。ドラマでいくと実は、「モンスター」の脚本を書いている橋部敦子さんの「僕らは奇跡でできている」も好きです。高橋一生さん演じる、生物の不思議に夢中な主人公の言葉に共感することが多々ありました。

Q:苦手なことはありますか?

早川 苦手なことだらけです(笑)。運動も苦手ですし、整理整頓も苦手。苦手なことを1つ挙げることが難しいくらい苦手なこと多いです。

加藤P いやいや…。話をしているだけでも、だいぶ大人な方だなと感心します。

Q:高校2年生で司法試験合格という快挙を達成し、まさに天才かと思いますが、早川さんが「この人はすごい!」と思う人物は?

早川 本当に僕自身は、自分のことを天才だと思ったことは1回もなくて。僕がそもそも司法試験を目指したのも、先ほど申し上げましたが、学校の友人たちの影響が大きいんですよね。中学生の段階から化学の賞を総ナメにしている井戸沼くんとか。プログラミングで世界大会に出ている太田くんとか、AIの世界大会で活躍している鈴木くんとか。彼らは、自分の好きなことをとことん突き詰めていて、本当に尊敬しています。彼らに憧れて、自分も好きなものを追求してみようと思い司法試験を目指したので、同級生の彼らこそ“すごい人だな”と思う存在です。

加藤P 同級生を、友人を尊敬できるって、口に出して言えるのは、すごくいいことですね。

Q:先ほども話にでましたが、将来の夢や直近の目標を教えてください。

早川 将来は、日本のクリエーターの権利を守る弁護士になりたいなと思っています。直近の目標としては、 法律だけしか知らないっていう状況にならないようにしたいです。例えば海外でいろいろな経験したりとか、たくさんのことに挑戦して、人としてひと回りも、ふた回りも成長していきたいです。司法試験の合格は、法曹の入り口にたっただけなので。

Q:最後に、お互いにメッセージお願いします。

加藤P 今日お話しできて、自然体に好きなことを突き詰めている“モンスター”だなと感じて、それがすごく亮子と近い気がして、そんな人が現実にいることを目の当たりにして、すごくうれしいです。亮子に仲間がいたみたいな(笑)。亮子に教えてあげたいと思いました。

早川 今日は本当にありがとうございました。ドラマの撮影現場も見学させていただき、プロデューサーさんとお話しさせていただいて、自分自身のこれからの糧にしていきたいなと思いました。自分がより視野の広い人間になるための大事なステップとして、ありがたい機会をいただいたなと思います。

加藤P 趣里さん、ジェシーさんに、実際お会いしてみていかがでした?

早川 いや、もう、本当にお会いできて光栄でした。ありがとうございました!

 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

八村倫太郎「俊さんに助けられました」、栁俊太郎「初主演とは思えない気遣いに感謝」 大ヒットWEBコミック原作のサスペンスホラーで初共演『他人は地獄だ』【インタビュー】

映画2024年11月15日

-お2人は今回初共演となりますが、現場での様子はいかがでしたか。 八村 「シェアハウス対ユウ」という構図がある中で、共演者の方々とどういう距離感で接すればいいのか、だいぶ悩みました。でも僕は、役のために距離を取ったりすることが苦手なんです。 … 続きを読む

「光る君へ」第四十三回「輝きののちに」若い世代と向き合うまひろと道長【大河ドラマコラム】

ドラマ2024年11月15日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「光る君へ」。11月10日に放送された第四十三回「輝きののちに」では、三条天皇(木村達成)の譲位問題を軸に、さまざまな人間模様が繰り広げられた。  病を患い、視力と聴力が衰えた三条天皇に、「お目も見えず、お耳 … 続きを読む

「ローマの共和制の問題点は、今の世界が直面している数々の問題と重なる部分が多い」『グラディエーターⅡ 英雄を呼ぶ声』コニー・ニールセン【インタビュー】

映画2024年11月15日

-息子役のポール・メスカルやデンゼル・ワシントン、ペドロ・パスカルら共演者の印象は?  キャスティングを見たら「リドリーありがとう」という気持ちになりました。まるで買い物に行くような感じで、毎日わくわくしながらセットに入りました。こうした優 … 続きを読む

【週末映画コラム】24年ぶりの続編『グラディエーターⅡ 英雄を呼ぶ声』/デジタル化社会の功罪を鋭く描いた『本心』

映画2024年11月15日

『本心』(11月8日公開)  舞台は近未来。工場で働く石川朔也(池松壮亮)は、同居する母の秋子(田中裕子)から「大切な話をしたい」という電話を受けて急いで帰宅するが、豪雨で氾濫した川べりに立つ母を見つける。朔也は母を助けるために川に飛び込む … 続きを読む

川島如恵留「Travis Japanのメンバー皆で飛び上がって喜びました」 アニメ「多数欠」【インタビュー】

アニメ2024年11月13日

-実際にアフレコに挑戦した感想はいかがですか。  とてつもなく楽しくて難しかったです。収録前はアフレコの現場で声優の皆さんの声入れの様子を見学させていただいたり、台本にいろいろなことを書き込んで勉強したり、家で自分の声を携帯電話に録音して何 … 続きを読む

Willfriends

page top