井内悠陽「自分を貫くことは大切。でも、時には柔軟性も必要」 映画『爆上戦隊ブンブンジャー』で映画初主演を飾る20歳の新星【インタビュー】

2024年7月27日 / 12:00

-劇場版が公開される今月は、井内さんもちょうど20歳の誕生日を迎えるので、いい記念になりますね。

 自分への誕生日プレゼントにもなるので、すごくうれしいです。プロデューサーにも「公開日を(誕生日の)7月12日にしませんか?」と冗談を言っていたくらいで(笑)。

-20歳の節目ということで、ご自身についてお伺いします。ここまで自分の道を切り開いてきた井内さんは、「ブンブンジャー」のキーワードである「自分のハンドルは自分でにぎる」を体現しているように見えますが、この言葉をどのように捉えていますか。

 自分を貫くことは大切ですが、頑固になりすぎず、時には柔軟性も必要だと思っています。僕も性格は頑固な方で、俳優を目指したきっかけがテレビドラマだったこともあり、デビュー前にレッスンを受けていた頃は「ダンスやほかのことはやりたくない。演技だけやりたい」と思っていたんです。でも、そうもいかず渋々レッスンを受けていたら、ダンスで鍛えたリズム感がアクションに生かされるなど、今になって思わぬ形で役立つことも多くて。だから、自分の芯さえぶれなければ、周囲の状況に柔軟に対応していく方が、いい結果につながることが多い気がします。

-おっしゃる通りです。

 しかもその言葉は、大也にも通じます。大也も、自分の芯になるものはありますが、周りの仲間が自分の予想を超えてきたときは、それを受け入れる柔軟さも持っているので。

-まさに井内さんのはまり役ですね。

 「最初は興味なかったけど、やってみたら楽しくて好きになった」ということも、世の中にはたくさんあると思うんです。僕も元々、体を動かす方が好きなタイプで、じっと座って映画を見るのは苦手だったんです。でも、この仕事をする上で勉強のために映画を見始めたら、いつのまにか大好きになって。それから積極的にいろいろな映画を見ているうちに、人間ドラマに心動かされることも多くなり、自分の引き出しも増えてきました。今振り返ってみると、やってよかったなと。

-その姿勢が、井内さんの現在につながっているわけですね。

 だから、「面白くないけど、やれと言われたからやる」というネガティブな考え方でなく、「どうしたらこれを楽しめるかな?」と前向きな姿勢で、新しいことに挑戦していくといいのではないでしょうか。そうすれば、いつの間にかそれが好きになり、そこから新しい道が開けていくこともきっとあるはずです。

-「ブンブンジャー」で描かれる「気分バクアゲ」にも通じるお話です。それでは最後に、映画を楽しみにしているお客さんへのメッセージを。

 映画単独で完結する物語なので、テレビシリーズをご覧の方だけでなく、初めて「ブンブンジャー」に触れる方にもピッタリだと思います。サーキット場が苦魔獣になったり、過去の苦魔獣軍団が復活したり、アクションもパワーアップしたりと、大きなスクリーンにふさわしい迫力満点の作品に仕上がっています。僕自身、大好きなアクションに挑戦したシーンもあるので、ぜひ劇場で楽しんでください。

(取材・文/井上健一)

映画「ガッチャード・ブンブンジャー」製作委員会
(C)石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映 (C)テレビ朝日・東映AG・東映

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

【映画コラム】世界が揺らぐとき、人間は何をするのか…『DIGGER/ディガー』『ディスクロージャー・デイ』

映画2026年10月20日

『ディスクロージャー・デイ』(10月1日公開)  サイバーセキュリティーの専門家ダニエル(ジョシュ・オコナー)は、謎の組織ワーデックスから機密情報を盗み出す。一方、ローカル局で気象予報士を務めるマーガレット(エミリー・ブラント)は、突如とし … 続きを読む

堂本光一演出「百鬼夜鏡」、「期待を超える作品を作っていけたら」川﨑皇輝×内村颯太×元木湧×北川拓実×安嶋秀生×松尾龍【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年10月20日

-本作の注目してもらいたいところは? 松尾 たくさんのキャラクターが登場しますが、全員に感情移入できる作品なのではないかなと思います。光一くんは、「陽」だけのものは作らないと思うので、「陰」があったり、考えさせられる物語になると思います。お … 続きを読む

芦田愛菜、努力を続けるコツは「一度に大きく飛躍しようと頑張り過ぎない」【インタビュー】

ドラマ2026年10月19日

-南の初恋の相手・船井湊人を演じる高橋文哉さんとは初共演ですが、印象を教えてください。  初日はドラマの鍵になる出会いのシーンを撮影しました。大事なシーンだったので、どうするかを話し合いながら臨みましたし、すてきなシーンになっていると思いま … 続きを読む

ドラマ「LOST10」脚本・奥寺佐渡子×監督・塚原あゆ子 横浜流星と小栗旬が演じるバディの魅力と制作の舞台裏を語る【インタビュー】

ドラマ2026年10月16日

-横浜さんと小栗さんが演じたことで、キャラクターの印象は変わりましたか。 塚原 小駒は田舎の刑事で出世したいという設定があって、うだつが上がらない感じに近いのかなと思っていたのですが、横浜さんは身体能力に長けていて山をぐんぐん登るので、その … 続きを読む

磯村勇斗「吉田監督の世界に入れることが楽しみでした」吉田恵輔監督「磯村くんは思考が自分に近い」初顔合わせの舞台裏『mentor』【インタビュー】

映画2026年10月15日

-そして、子どもの頃、一緒に事件を起こして以来、疎遠になっていた拓海との再会は、アーチェリーに打ち込む龍之介の人生を次第に狂わせていきます。 磯村 末澤くんとは初共演で、龍之介と拓海が再会する場面は僕たちにとっても初めて一緒にお芝居するシー … 続きを読む

page top