釈由美子「私の原点『ゴジラ×メカゴジラ』からご縁がつながりました」監督のラブコールを受け、日本特撮へのオマージュ満載のアメリカ映画に出演『Iké Boys イケボーイズ』【インタビュー】

2024年6月13日 / 12:30

釈由美子(C)エンタメOVO

-完成した映画の印象は?

 最近の特撮映画は、ゴジラ映画も含めてCG全盛の時代です。でも逆に、私たちの世代がノスタルジックに感じるアナログの「ザ・特撮」といった作品の方が、子どもたちにとってはむしろ新鮮らしく、うちの息子ものめり込んで楽しんでいるんです。だから、スーツアクターの方が生身でぶつかりあう熱量や温かさなど、アナログ特撮の良さは絶対にあるはずです。その点、この『Iké Boys イケボーイズ』は、そういう日本のアナログ特撮とアメリカのテイストが融合し、今までにないユニークな作品になったと思います。

-釈さんご自身は、特撮作品に対してどんな思いをお持ちでしょうか。

 バラエティー番組のタレントやグラビアアイドルとしてスタートした私にとって、『ゴジラ×メカゴジラ』は、俳優として見ていただけるようになった原点と言える作品です。そのとき、特撮の現場を見学させていただき、特撮に懸けるスーツアクターの方やスタッフの皆さんの情熱を知り、リスペクトするようになりました。完成した映像でリアルに動いてる姿を見ると、その技術の素晴らしさを実感しますし、何より職人技でカッコいいんですよね。以来、特撮映画が大好きになり、自分がかかわっていない作品も見たいと思うようになりました。アナログ特撮は、海外にもアピールできる日本の誇るべき文化だと思いますし、そういうものに携わることができたのは、自分にとってもありがたかったです。

-釈さんが「マンホール女優」という唯一無二の肩書を手に入れたのも、「仮面ライダージオウ」(18~19)に出演した(第35、36話)際、マンホールのふたを凶器に使う殺人犯を演じたことがきっかけで、特撮作品とは縁が深いですね。

 あのときは、オンエア直後に友人から「トレンド入りしているよ」とLINEをもらって驚きました(笑)。そんなに話題になるとは思ってもいなかったので。撮影の時は、監督から「マンホールのふたを投げる」とお聞きし、「重くないですか?」とお尋ねしたら、「小道具で作ってあるから」というので、ノリノリで楽しんでやっていました。まさか、あんなふうにバズるとは。でも、その様子も含めて面白かったです。息子に見せたら、まだ小さかったので、怪人に変身すると怖がっていましたね。だから、何かあると「ママが怒ると、マンホールのふたを投げるからね」と脅かしています(笑)。

-現在放送中の「爆上戦隊ブンブンジャー」の第6話でマンホールのふたが登場した時も、釈さんは出演していないのに、SNS上で再びお名前がトレンド入りしましたね。

 本当ですか!? ありがたいことです。あれ以来、マンホール関係のお仕事もたくさんいただくようになりましたし、きちんと爪痕を残せてよかったです。

-今後も特撮映画に出演していきたいという気持ちはありますか。

 将来は、かつてのゴジラ映画の水野久美さんのように、総理大臣など場を引き締める風格のある役で出演できたらいいですね。まだどうなるか分かりませんが、エリック監督からは次回作のお話なども伺っていますし、私の原点である『ゴジラ×メカゴジラ』がきっかけで、『Iké Boys イケボーイズ』や、この作品で造形監修を担当された村瀬継蔵さんが総監督を務めた『カミノフデ ~怪獣たちのいる島~』(7月26日公開)にもつながりました。これからも、そんなふうにご縁が広がっていったらうれしいです。

(取材・文・写真/井上健一)

(C)Iké Boys MOVIE, LLC

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

草笛光子「老女がはちゃめちゃな、摩訶不思議な映画ですから覚悟してご覧ください(笑)」『アンジーのBARで逢いましょう』【インタビュー】

映画2025年4月3日

-松本動監督の演出について、また寺尾聰さんら共演者の印象をお願いします。  松本監督とは初めてでしたが、私の問い掛けにも親切に細かく答えてくれました。とにかく自由にやらせてもらいました。寺尾聰さんは、昭和49年のドラマ「天下のおやじ」で寺尾 … 続きを読む

門脇麦、「芝居に対してすごく熱い」田中圭と夫婦役で5度目の共演 舞台「陽気な幽霊」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年4月2日

-ところで、門脇さんは映像作品でもご活躍されていますが、舞台に立たれることに対してはどのような思いがありますか。  気持ちの面では変わらないですが、舞台はカメラが寄ってくれるわけではないので、声や体の所作で伝えなければいけないと思います。映 … 続きを読む

今田美桜「『アンパンマン』のように、幅広い世代に愛される作品に」連続テレビ小説「あんぱん」いよいよスタート!【インタビュー】

ドラマ2025年4月1日

-高知県の「やなせたかし記念館 アンパンマンミュージアム」も訪問されたそうですね、  「アンパンマンミュージアム」には二度伺いました。どちらの日も親子連れでいっぱいで、改めて『アンパンマン』という作品が幅広い世代に愛されていることを知り、「 … 続きを読む

坂本昌行&増田貴久がミュージカルで初共演「笑顔になって、幸せになって帰っていただけたら」 ミュージカル「ホリデイ・イン」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年4月1日

-なるほど。では、坂本さんは増田さんのテッド、増田さんは坂本さんのジムについてはどんな印象がありますか。 坂本 テッドは一見すると自分の意見を押し通して歩んでいるように見えるけれども、実は周りを自然と幸せにしたり、勇気づけたりするタイプの役 … 続きを読む

藤原竜也が挑む「マクベス」 「1日1日、壁を突破することが目標」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年3月29日

-では、鋼太郎さんの演出の魅力はどこに感じていますか。  鋼太郎さんらしい的確に丁寧な演出をつけてもらえるので、われわれとしてはやりやすいです。尊敬していますし、シェークスピア作品の演出家としてこの方の右に出るものは今、日本にはいないんじゃ … 続きを読む

Willfriends

page top