エンターテインメント・ウェブマガジン
お芝居も歌も、どうしたらより多くの方に伝わるのかという伝え方を学ぶことができました。すごく勉強になった経験でした。それまで僕はお客さんとして舞台やミュージカルを見に行くと、どこかステージとの距離感を感じていたのですが、いざ自分がステージに立ってみたら、思っていた以上に一体感を感じました。見に来てくださった皆さんと共にこの作品を作っているのだと強く思ったので、観客として見に行くときの見方も変わりました。一緒にその空間を楽しむことができるというのがやはりミュージカルの最大の魅力だと思います。
それはすごく大きいです。今回のミュージカルでも、それを強く感じていただけると思います。僕も、画面の中や本の中にいたプーさんたちが、実際に目の前で動いている姿を見たときは、予想をはるかに上回る感動がありました。ぜひ多くの方にその感動を体験してもらいたいです。
100エーカーの森の世界観が味わえるということが、きっと子どもたちにとってワクワクする最大のポイントだと思います。その森の中で、一緒に遊んでいる感覚になってもらいたいです。“プーさんのミュージカルを見に行く”というよりも、“プーさんに会いに行く”“プーさんと遊ぶ”という気持ちで見に来てもらえたら、より楽しめるのではないかなと思っています。生の舞台ならではの没入感がこの作品の最大の魅力だと思うので、ぜひその没入感や生の迫力をたくさん楽しんでいただけたらと思います。
何の準備もいりません! 例えば新しくできたショッピングモールに買い物に行ったり、テーマパークに遊びに行ったりするのと同じで、何かを始めるときに準備のことは気にせずにいきますよね? それと同じで、プーさんやプーさんの物語を知らないから楽しめないということは決してないので、何の準備も知識もなくても、とにかく100エーカーの森でプーさんと一緒に遊ぶことができるのがこのミュージカルです。気にせずに見にきてください! ただ、プーさんの物語を映画や絵本で見てくると、楽しみ方は変わるかもしれませんね。この場所はあのシーンで出てきた場所だ! というようにリンクして楽しめる要素もたくさんあると思います。
(取材・文・写真/嶋田真己)
新作ミュージカル「ディズニー くまのプーさん」は、4月27日~5月6日に都内・日本橋三井ホールほか、全国10都市で上演。
舞台・ミュージカル2025年12月4日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 2016年に四代目・玉田玉秀 … 続きを読む
ドラマ2025年12月1日
-雰囲気のいい現場だったようですね。 中でもしのぶさんは、「これはこういうことなのかな?」といった感じで、積極的に質問をされるんです。その上、「私、緊張しちゃう」などと、ご自身の気持ちを織り交ぜながら現場にいてくださるので、私も質問が … 続きを読む
ドラマ2025年12月1日
―確かにその通りですね(笑)。 ただ、大半は史実通りですが、(小田)新之助(井之脇海)とふく(=うつせみ/小野花梨)ととよ坊の一家、序盤に登場した蔦重の恩人の花魁・朝顔(愛希れいか)など、一部に私が創作したオリジナルキャラもいます。と … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年11月30日
今期も三谷幸喜の「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」に出演するなどドラマや映画で注目を集め、舞台やさまざまなジャンルでも活躍する富田望生。その富田が、2026年1月10日から上演する舞台「世界の終りとハードボイルド・ワンダ … 続きを読む
映画2025年11月29日
『栄光のバックホーム』(11月28日公開) 2013年のプロ野球ドラフト会議で指名され、鹿児島実業から阪神タイガースに入団した18歳の横田慎太郎(松谷鷹也)。誰もがその将来に大きな期待を寄せていたが、突然横田の目にボールが二重に見えるとい … 続きを読む