エンターテインメント・ウェブマガジン
すごく真っすぐな子で、翔華ちゃんがここにいると思いました。だから目の前にいるこの子が亡くなったら本当に悲しいだろうなと思いました。自分は医者の役だけど、この子を助けられないんだと思うと、すごく切なかったです。聖菜ちゃんが翔華ちゃんを演じたことで、お芝居の面でも助けられたところがあります。何かとてもリアルで、演じているのではなく、そこに本当の翔華ちゃんがいるような感じがして。
私は、お芝居ですぐに泣けるタイプではないので、その気持ちを作るためには、一度別の悲しいことを想像したりします。過去に泣いたことがある経験を思い出して、ここまで涙を持ってきて、お芝居をしながら涙を流すみたいな工程を踏むことが多かったんですけど、今回は目の前にいるこの子を救えないんだという思いがして、最初から持ってこられました。
プロデューサーさんが言っていた「9割笑い、1割感動」というのをなるべく大切にしようと思いました。うまい子役が出てきて泣かすというのではなく、翔華ちゃんや友達の女の子たちが持っている、いとおしさや切なさ、悲しさを出すことに気を付けました。泣かせるのではなくて、笑わせたりしながら切ない感じを出すみたいな作品だったと思うので。
その通りです。だからタイトルにもお花があるんです。シンボリックな話として、翔華ちゃんのお父さんから「翔華は飛んできた花。もしかしたら、本当にこの世に降りてきた天使だったかもしれない。ちょっと間違えて生まれてきてしまった天使だったのかもしれません」と聞いたことがあって、そういう思いは大切にしたつもりです。
北原 この映画は、明日からしっかり生きようというパワーをくれる映画だと思います。見た方の生きるパワーの源になったらいいなと思います。まずは映画館でいろんな方に見ていただくのが目標ですけど、ゆくゆくは小学校の授業などで体育館に集まってみんなで見たりすることもできる映画だと思います。それから「夏休みに地元の市民会館で特別上映するから見に行こう」みたいな、親子のコミュニケーションにもつながるような映画になっていったらいいなと思います。
松村 映画館で上映して終わるというのではなく、今北原さんが言ったように、地域上映みたいな形で広げていきたいと思います。こういうテーマだと、重く感じて見るのをためらう人もいるかもしれませんが、全くそんなことはなくて、みんなが生き生きと明るく演じてくれたので、ぜひ見ていただいて、爽やかな感動を味わっていただきたいと思います。この映画は、翔華ちゃんが周りを笑わせて勇気づけたことを大切に描いたつもりなので、この映画を見て、笑って元気づいていただけたら、僕としては最高にうれしいです。
(取材・文・写真/田中雄二)

(C)海と空キネマ
映画2026年7月24日
一方、タイから届いた『ユースフル・ゴースト』(10日公開)は、さらに大胆な発想で観客を驚かせる。粉じん公害が深刻化したバンコクで、呼吸器疾患によって妻ナット(ダビカ・ホーン)を失ったマーチ(ウィットサルート・ヒンマラート)の前に、彼女の霊 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年7月24日
宅間孝行が主宰するエンターテインメントプロジェクト「タクフェス」の最新作、第14弾「北の島から」が11月20日から上演される。主演を務めるのは、本作が舞台初主演となる関口メンディー。日本最北の島・礼文島を舞台に、家族の絆を描き出す本作で、 … 続きを読む
ドラマ2026年7月23日
▽ドラマが映すパンマル その感覚は、ドラマを見るとよく分かる。 「トッケビ」では、中年女性がチキン店の若い女性店主を従業員と思い込み、高圧的なパンマルでまくし立てる。店主は最初こそ敬語で受け流すが、無礼が続くと、すっとパンマルに切り替え … 続きを読む
映画2026年7月23日
-姉の小春役の鎮西寿々歌さんはどんな印象でしたか。 SNSやテレビでずっと見ていたので、最初は話しかけていいのかなと思っていましたが、撮影が始まる前の本読みの時から、鎮西さんから「今何歳?」「学校では何をしているの」とフレンドリーに話しか … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年7月22日
望海風斗と坂本昌行が出演するミュージカル「ファニー・ガール」が、9月8日から日生劇場で上演される。本作は、ニューヨークのブロードウェーレビュー、ジーグフェルド・フォリーズの大看板だったファニー・ブライスの伝記ミュージカルとして1964年に … 続きを読む