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実は、私が監督のオファーを受けた時点では、北朝鮮の特殊捜査員と韓国の刑事、FBI捜査官の3人が協力して捜査に当たるというアイデアだけで、脚本はまだなかったんです。でも、そのアイデアが気に入ったので、私もシナリオの作成段階から参加することにしました。その中で最も苦労したのが、ヒョンビンさん、ユ・ヘジンさん、ダニエル・ヘニーさん、3人のバランスを取ることでした。何らかの利害関係で協力することになった3人が、さまざまな衝突を経て友情を結び、絆が深まっていく…。その過程をいかに描くかが、この映画の出来を左右する大事な要素でしたから。ただその点では、私がこれまで得意にしてきたコメディー的な描写を用いて、3人の関係の変化をうまく描くことができたと思っています。
前作では、ヒョンビンさん演じる北朝鮮の捜査員には「妻を殺した犯人を追って韓国に来た」という背景があったため、コミカルな描写は難しかったんです。でも今回は、それから少し時間も経っているので、コミカルな描き方をしても大丈夫だろうと。それに、ヒョンビンさんのコミカルな一面を見せることは、ファンの皆さんにとっても新鮮な面白さにつながりますし。そういう意味では、シリアスな雰囲気だった前作とは対照的な仕上がりになっています。今回はより軽やかで、洗練されたヒョンビンさんの新たな魅力を見せることができたのではないでしょうか。
撮影しているときは、日本で公開されるとは考えもしなかったので、公開が決まって本当にうれしく、光栄に思っています。この映画を楽しみにしている日本のファンの皆さんにとっては、ヒョンビンさんの魅力を存分に味わえる期待を裏切らない作品になったと思います。また、前作をご覧になっていない方でも十分楽しむことができますし、そういう方々がヒョビンさんの魅力に触れるいい機会になるはずです。そして、韓国に続いて日本でも好成績を残せれば、第3弾もあるかもしれません。ぜひ映画館で楽しんでください。
(取材・文/井上健一)
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