「ヒョンビンさんの新たな魅力を存分に味わって」最新主演作のイ・ソクフン監督が語る撮影の舞台裏 『コンフィデンシャル:国際共助捜査』【インタビュー】

2023年9月20日 / 08:00

 2020年、「愛の不時着」で世界中の話題をさらったヒョンビン待望の主演最新作『コンフィデンシャル:国際共助捜査』が、9月22日から全国公開となる。ヒョンビン扮(ふん)する北朝鮮のエリート特殊捜査員と韓国の型破りなベテラン刑事、アメリカのFBI捜査官が協力し、国際的な犯罪に立ち向かう。ハリウッド大作を超えるド迫力のアクションとスリリングなストーリー、洗練されたユーモアが満載で、韓国では5週連続ナンバーワンヒットを飛ばした痛快エンターテインメントだ。公開を前に、イ・ソクフン監督が現場で目にしたヒョンビンの素顔や撮影の舞台裏を語ってくれた。

イ・ソクフン監督

-映画を見ると、ヒョンビンさんのカッコよさは同性でもほれぼれするほどで、人気の秘密がわかった気がします。現場で接して感じたヒョンビンさんの人柄やスターとしての魅力を教えてください。

 その感想にはまったく同感です。ただ、ルックスのカッコよさはもちろんですが、実際に現場で接してみて感じたのは、ヒョンビンさんの人柄の素晴らしさです。韓国では、ストレスやプレッシャーが理由で、主演俳優の方が現場で怒り出すことが少なくありません。でも、ヒョンビンさんはそういうことが一切ないんです。この作品だけでなく、他の現場でもヒョンビンさんが怒っていたという話は聞いたことがありません。とても礼儀正しく、周囲に気遣いもできる。立派な俳優であると同時に、人間性も本当に素晴らしい方でした。

-現場でその人柄を実感したエピソードはありますか。

 実は今回、あるシーンの撮影中、ヒョンビンさんが額にけがをしてしまったことがあるんです。心配だったので、撮影を中断し、病院に行くよう勧めたところ、ヒョンビンさんは「撮影が終わってから」と穏やかにおっしゃって。おかげで、その日の撮影を予定通り終えることができました。もしその時、ご本人がいら立ったり、怒り出したりしていたら、状況はまったく違っていたでしょう。でも、そんなときでさえ、落ち着いてそう言える。本物のスターとは、こういう人のことを言うんだろうなと。

-本作には前作『コンフィデンシャル/共助』(17)を上回る迫力のアクションが満載で、アクションスターとしてのヒョンビンさんのカッコよさも、ますます磨きがかかっています。

 今回のアクションで最も大変だったのが、ニューヨークを舞台に激しいカーチェイスや銃撃戦を繰り広げる序盤のシーンと、ホテルの屋上を舞台にしたクライマックスでした。とはいえ、どんな時もヒョンビンさんは、事前にアクション監督と練習を重ね、完璧に準備を整えて撮影に臨んでくれるんです。撮影の際も、撮った映像をすぐモニターで確認し、納得できなければ撮り直しをする。ヒョンビンさんが常に「もっといいものを作りたい」と高い目標を掲げ、どん欲に撮影に取り組んでくれるおかげで、文句なしの素晴らしい映像に仕上がりました。

Ⓒ 2022 CJ ENM CO., LTD., JK FILM ALL RIGHTS RESERVED

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

柳楽優弥「川栄さんと真剣に作品に向き合ってきた」川栄李奈「柳楽さんを信頼しています」共演4度目の2人が伝説的作品に挑む『RYUJI 竜二』【インタビュー】

映画2026年10月30日

 1983年に公開されるや否や観客の熱狂的な支持を集めた『竜二』。直後に主演・脚本の金子正次が急逝したことも重なり、伝説的作品として時代を超えて語り継がれてきた。その伝説が、新たに『RYUJI 竜二』として令和の現代によみがえる(10/30 … 続きを読む

横浜流星に「流星をよろしく」の声続々 『国宝』脚本家・奥寺佐渡子が「LOST10」で感じた愛される人柄【インタビュー】

ドラマ2026年10月30日

 横浜流星が主演するドラマ「LOST10」が、毎週金曜午後10時からTBS系で放送中だ。本作は、横浜と映画『国宝』以来の再タッグとなる奥寺佐渡子氏が脚本を担当し、「Nのために」「最愛」などを手掛けた塚原あゆ子監督らのチームが制作するヒューマ … 続きを読む

桐谷健太、「聖地X」で5年ぶりの舞台に挑む 「きっといろいろな刺激を受け、新たな感覚に出会える」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年10月30日

 桐谷健太が主演する舞台、PARCO PRODUCE 2026「聖地X」が、11月5日から上演される。本作は、SFやホラー、怪談など“目に見えないもの”との関わりから人間の本質を描いてきた劇作家・演出家で、劇団イキウメ主宰の前川知大の代表作 … 続きを読む

丘みどり、ジャッキー・ウー監督「もっとうまく歌えと言われたことは何度もありますが、もっと素人っぽく素朴に歌ってほしいというのは初めてでした」『演歌の坂道』【インタビュー】

映画2026年10月29日

 乾物屋の女将として家族を支えながら、48歳にして演歌歌手の道を歩み始めた女性の奮闘を描く『演歌の坂道』が、10月16日から全国公開された。本作のジャッキー・ウー監督と、ヒロインの高橋良子を演じ、映画初主演を務めた演歌歌手の丘みどりに話を聞 … 続きを読む

「それぞれの年代で、あの時これをやっていたなという見方ができるのも面白いです」渡辺いっけい『月影のゴールデン街』【インタビュー】

映画2026年10月29日

 長年にわたり、テレビ界で活躍してきた錦信次監督が63歳にして長編映画監督デビューを果たし、新宿ゴールデン街を舞台に描いた人間ドラマ『月影のゴールデン街』が、10月30日から全国順次公開される。本作の主人公でスナックのマスター青木を演じた渡 … 続きを読む

page top