「らんまん」中田青渚「寿恵子さんとの初対面では、浜辺美波さんに助けられました」万太郎夫妻と交流を深めていく田邊教授の妻・聡子役で朝ドラ初出演【インタビュー】

2023年7月20日 / 16:37

-田邊教授役の要潤さんの印象は?

 要さんとは初対面だったので、お会いしたときは、とても背が高くて驚きました。ただ、撮影の合間にお菓子を食べる姿を見ていたら、「聡子が田邊教授を『かわいらしい』と思うのはこういうところなのかな」とイメージが重なりました(笑)。

-田邊宅を訪ねた寿恵子と2人だけで話をするシーンは、緊迫感のある万太郎と田邊教授のやり取りとは対照的に、和やかな雰囲気が漂っていてすてきでした。

 あのシーンは私が撮影に入って2日目だったので、すごく緊張していたんです。でも、とても安心感のある浜辺さんのおかげで、だいぶ助けられました。しかも、後半にかけて聡子の緊張もほぐれていくんですけど、私自身も何となくほぐれていくような感じがあって、聡子とリンクするものを感じました。

-初対面で「お友だちになりましょう」と意気投合した聡子と寿恵子ですが、2人の関係は今後、どうなっていくのでしょうか。

 寿恵子さんの方が妻としても先輩なので、頼りにしていますし、大事なときに助けてもらったりして、2人の絆はさらに深まっていきます。やがてそんな寿恵子さんの影響を受けた聡子は「自分も強くなりたい」と思うようになり、成長していくことになります。演じる上でもその辺は意識していて、聡子はもともと話し方がゆったりで大声は出さないんですけど、大事な場面ではスピードを速めてみたり、少し芯のある声を出してみたりして、変化をつけるようにしています。

-今後の聡子の見どころは?

 少し先になりますが、大きな挫折を経験した田邊教授を、聡子が励ますシーンがあります。それまで、夫婦であってもスキンシップの場面がなかった2人ですが、そこで初めて、聡子が田邊教授に触れたことをきっかけに2人が対等な夫婦として認め合い、聡子も変わっていきます。台本を読んだとき、想像以上に重要な役で驚きましたし、こんなにすてきな役を頂いた責任感と緊張感で身が引き締まりました。とても大切なシーンだったので、演じる上では「あなたを支えたいんです」という気持ちだけは忘れないようにしました。私が撮影に慣れ、要さんとの距離感もほぐれていく過程と、聡子が成長していく過程がリンクして進んでいった感覚があり、すごくいいシーンになったと思います。

-最後に視聴者へのメッセージを。

 聡子の成長を見守っていただきたいのはもちろんですが、変化していく田邊教授と万太郎さんとの関係や、友情を深めていく聡子と寿恵子さんの関係にもぜひ注目していただけたらうれしいです。

(取材・文/井上健一)

田邊彰久教授(要潤)の妻・聡子を演じる中田青渚(左)(C)NHK

 

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

市川團十郎、市川新之助「こういう形で記録に残せたのは非常によかったと思います」【インタビュー】『襲名』

映画2026年9月24日

-クライマックスの「勧進帳」で、歴代の團十郎さんによる弁慶と富樫が重なって映るシーンも、三池監督の発案でしょうか。 團十郎 私からは何も言っていません。三池さんが一生懸命にお作りになって、ああいう形になってよかったと思います。父(十二代目) … 続きを読む

尾上松也「金田一耕助を演じる喜びがふつふつと」奥智哉「今の時代にふさわしい作品に」名作ミステリー映画で共演『八つ墓村』【インタビュー】

映画2026年9月18日

-お二人は今回が初共演だそうですが、そういう金田一と辰弥の関係をどのように作っていったのでしょうか。 松也 僕のクランクインが、ロケ地の岡山でちょうど奥さんや堀田(真由/森美也子役)さんと3人のシーンでしたので、初日の撮影が終わった後にみん … 続きを読む

有村架純、石田ひかり、姫野花春「見終わった後ですごく幸せな気持ちになれる映画です」『さとこはいつも』【インタビュー】

映画2026年9月18日

有村 花春ちゃんは、その青さといい輝きといい、本当に今しかないものがしっかりと画面に映っていました。15歳の聡子ちゃんには、まだ名の知れぬ感情がいっぱいある。これからこの子はいろいろな感情を知って大人になっていく。今はそのスタートラインにい … 続きを読む

見上愛「樹里ちゃんは周りを安心させる空気感を持っている」上坂樹里「愛さんが私を直美にしてくれました」主演の2人が撮影を振り返る【連続テレビ小説「風、薫る」インタビュー】

ドラマ2026年9月17日

-看護師役を演じて、看護師に対する印象が変わった部分はありますか。 見上 最初の頃は、「技術職」という印象が強く、看護婦養成所のパートが始まったときは、包帯やシーツをきちんと扱えるようにしなければ…という意識が強かったんです。でも、イベント … 続きを読む

丸山隆平「きっと誰も見たことがないものになる」 舞台「water」で挑む半自伝的作品【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年9月14日

 丸山隆平と、演劇団体マームとジプシーの主宰を務め、劇作家・演出家として注目される藤田貴大が企画し、作り上げる舞台「water」が9月27日から上演される。本作は、丸山の記憶の断片を散りばめながら、藤田の視点で見つけた京都という土地、そして … 続きを読む

page top