エンターテインメント・ウェブマガジン
日本のアニメからも大きな影響を受けています。例えば、僕は大友克洋監督の『AKIRA』(88)とともに育った世代です。あの映画のオープニングはとても印象的で、ネオ東京をいろんなアングルで撮影していました。その色彩の感じを、僕はキュレトリアルと呼んでいますが、ファンタジーでありながら、リアルでもあるという、同時に両方の要素を持つことをかなえていると思うので、今回はそれも参考にしました。それから、新海誠監督の『君の名は。』(16)は、全く違う世界から来た人間同士がつながるという物語でもあるので、それについても話し合ったりしました。あとは、90年代育ちなので、周防正行監督の『Shall we ダンス?』(96)が大好きです。あれも背景の違った人物たちが、ダンスを通じてつながる作品でもありますよね。このように、自分の中で、いろんな作品から取り入れたものを参考にしています。
私もあの映画が大好きなのでうれしいです。あの映画は父と息子との関係でしたが、この映画のエンバーは娘で、僕にも娘がいますが、子どもとして、親に対してどんな義務を感じるのか、自分を犠牲にするというと大げさですが、相手のために、自分に何ができるのかということを掘り下げている点で、この映画とも共通していると思います。
こうして作品をお見せできる機会を頂き、ありがとうございます。できれば大きなスクリーンの劇場で見ていただきたいです。皆さんが劇場を出るまで楽しんでいただきたいと思ってみんなで作り上げた作品ですので、たくさん笑っていただいて、家族や友人との共通の思い出として、映画について話し合っていただければと思います。映画を見終わった後で、自分の愛する人ともっと話したい、つながりたいという気持ちになっていただけたら、本当にうれしいです。
(取材・文/田中雄二)

(C)2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
舞台・ミュージカル2026年1月17日
-ミュージカルでは歌とダンスがありますが、今、どんな心持ちで準備をされていますか。 すごくラッキーなことに、僕は(2025年の)2月までダンスを踊っていたので、5年前にミュージカルに出演したときより、相当、レベルが上がっていると思います。 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年1月16日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 語りは、土地と人を結び直します。 … 続きを読む
ドラマ2026年1月15日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(=藤吉郎/池松壮亮)と共に天下統一を成し遂げるまでの奇跡を描く物語だ。1月11日に放送された第2回「願いの鐘」では、一度は故郷の村 … 続きを読む
映画2026年1月15日
-今回は、初老の謎の女性と年下の男の子の話でしたが…。 松田 これは、ラブストーリーとか、いろいろな解釈で見る方がいると思いますが、実はだまし合いの話なんです。主人公の文子は、もともとは詐欺師だったのかもしれない。お金を元手に何かを搾取した … 続きを読む
ドラマ2026年1月14日
-ルッキズムは人格形成にも影響があると思います。菅生さんが幼少期から育つ中で、周囲の人から影響を受けたことはありますか。 両親が見た目ではなく「君の1番いいところはここだよ」と内面の個性を伸ばす形で育ててくれたので、幼い頃から家族の中で … 続きを読む