エンターテインメント・ウェブマガジン
黒木さんのお芝居の作り方はすごく緻密なんです。このせりふのときはここにいて、顔はこういう向きで、と一つ一つ丁寧に作り上げる様子が、本当にプロフェッショナルだなと。なかなか見る機会もないので、「学ばせていただこう」と思っていたんですけど、一朝一夕にまねできるものではなくて。「私が黒木さんのレベルに達するまで、あと何十年かかるだろう?」という感じでした。
お芝居の面では黒木さんに引き出していただいたものがたくさんあります。ご一緒するのは涙を流すなど、感情的なシーンが多かったんですけど、黒木さんのおかげで、何の心配もなく表現したいところまで持っていけた気がします。
映画監督の方は、どちらかというと自己主張の強い方が多いイメージだったんですけど、宮武監督は自分の考えがあっても、まずは周りの意見を聞いてくださるんです。言われたことに柔軟に対応されている感じがすてきで、付いていきたくなる監督だなと。
現場では、大人の女性に成長した恵麻を演じることに不安を抱えていた私を、何度も褒めてくださったんです。そうやって、不安を一つ一つ取り除いてくれました。以前、宮武監督とご一緒されたことがある平岡(祐太/恵麻と出会う会社社長・横山蓮役)さんが「宮武監督は、本当に良くないと褒めないんだ」とおっしゃってくださったことも自信につながりました。そういう意味では、宮武監督にはすごく支えていただきました。
弥生さんが恵麻に語る人生の教訓の数々は、男女問わず心に響くものがあると思います。私が大好きなのは、「社会を憎んでも仕方ない。他人は変えられないけど、自分と未来は変えられる」というせりふです。仕事をしていく上で、壁にぶつかることは誰にでもありますが、そんな言葉の一つ一つが、心をふっと軽くしてくれると思います。そういう意味では、見る人の心を軽くする魔法を持った映画だと思うので、ぜひ男性にもご覧いただけたらうれしいです。
(取材・文・写真/井上健一)

(C)映画「魔女の香水」製作委員会
映画2026年5月15日
-いつも通りというのは? 彼は普段、ひょうひょうとして冗談もよく言いますが、仕事に関してはすごくまじめな人で、普通の人なら見過ごしそうなところまで気を遣いますし、芝居は常に全力でやる。僕は舞台でも彼と共演したことがありますが、常に全力なん … 続きを読む
ドラマ2026年5月14日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=羽柴小一郎長秀/仲野太賀)が、兄・秀吉(=羽柴秀吉/池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中。5月10日に放送された第18回 … 続きを読む
映画2026年5月8日
-物語は、太吉と気の荒い青年・新左の関係を軸に進みます。序盤、入れ墨をしたヤクザのような格好で太吉の家に乗り込んできた新左は、大けがをして太吉に手術で命を救われたことをきっかけに、生き方が大きく変わっていく。新左役の藤原季節さんとの共演はい … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年5月5日
ウォルト・ディズニーが映画化し、アカデミー賞5部門を受賞した映画を原作とした、ミュージカル「メリー・ポピンズ」。現在上演中の日本プロダクションが、5月6日に記念すべき250回公演を迎える。それに先立ち、メリー・ポピンズ役の濱田めぐみと、バ … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年5月3日
元BE:FIRSTのメンバーで、朝の連続テレビ小説「虎に翼」でヒロインの弟役を演じて話題を集めた三山凌輝が、ミュージカル「愛の不時着」でミュージカル初主演を果たす。韓国の財閥令嬢と朝鮮人民軍軍人の国境を超えた愛を描いた本作は、2019年か … 続きを読む