エンターテインメント・ウェブマガジン
ザッカリーさんのお芝居が本当に面白くて。早口でまくし立てたりとめどなくしゃべるシーンが多く、その中でも(せりふの)強弱が激しかったり、急に驚いたりとか。しかし、そこをただまねするだけではなく、どういう意味でやっているのかというのを家でしっかりと予習して臨みました。
シャザムの難しさってそういうところだなと思っていて。ビリーの気持ちでいなくちゃいけないので、シャザムの姿じゃないときの彼の動きや心の機微もしっかり見て、大元はこの子なんだということを意識しました。でも、シャザムに変身したときの方が、(動きや話し方が)コメディーだったりするので、それはザッカリーさんが、スーパーパワーを手に入れたら楽しくなっちゃう子ども心を表現されているのかなと思ってみたり(笑)。ビリーの気持ちというのは非常に大事にしました。
台本を開いたときに「この姉妹と対決するのか!?」と、驚きを隠せず1回台本を置きました(笑)。(収録後に)出来上がった映像を見せてもらったときに、やっぱりとんでもない迫力で。そのときは「格好いい!」と思いながら一般のお客さんの気分で見させていただきました(笑)。
とにかくスケールが大きくて、その中で巻き起こるドタバタが本当に面白くてずっとニコニコしていられる映画です。しかし、その中に思春期の誰もが通る「大人になるってどういうことなんだろう?」っていう問題があったり。ビリーは複雑な家庭環境だからこそ、つながりを求める気持ちが強くて仲間たちとすれ違いが起こってしまったりします…。全く同じではなくても、いろいろなコミュニティーに属したとき、悩んだり考える機会ってあると思うんですよね。そういう気持ちに温かな光をくれるような作品だと思っています。見終わったときに、前向きな力をくれる映画だと思うので、たくさんの方に見ていただけたらうれしいです。
(取材・文・写真/丸山有咲)
映画2025年5月17日
-役作りをする上で気を付けたことはありましたか。 気を付けたことで言うと、子どもたちがメインで見るので、物語の展開もそうですけど、スピード感みたいなものは割と気を付けていました。あとは、「こうやって言ったら分かるよね」というような、押し付 … 続きを読む
映画2025年5月16日
『ノスフェラトゥ』(5月16日公開) 1838年。不動産業者のトーマス・ハッター(ニコラス・ホルト)は、自身の城を売却しようとしているオルロック伯爵(ビル・スカルスガルド)のもとへ向かう。 トーマスの不在中、彼の新妻エレン(リリー=ロー … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年5月16日
-ドラマ化が大ヒットを記録したこの作品をミュージカル化することにはどのような思いがありますか。 この作品をミュージカルにするのは、すごくハードルが高いのではないかと思ったので、驚きました。ストレートプレーで上演した方が、もっとダイレクトに … 続きを読む
映画2025年5月15日
-クリストファー・マッカリー監督の印象は? 今や彼は自分のおじさんのような存在なので「マッカリーおじさん」みたいな呼び方をしていますが、自分にとっては先生ですね。彼は演出だけではなくて指導力もとても優れています。自分が恵まれていると思うの … 続きを読む
映画2025年5月12日
ーところで本作は、研さんの9年ぶりの映画主演作だそうですね。 研 そういうことは全く頭になかったです。「何周年記念のお祝い」みたいなことがあまり好きではないんです。「何年やったからといって、何が偉いの?」と思ってしまって。自分が人間的に成長 … 続きを読む