宮野真守「見終わった後、前向きな力をくれる映画」『シャザム!~神々の怒り~』【インタビュー】

2023年3月28日 / 16:55

 『THE BATMAN1-ザ・バットマン-』(22)、『ジョーカー』(19)など数々の人気作を世に送り出してきたDCの最新作『シャザム!~神々の怒り~』が公開中だ。主人公のシャザム(ザッカリー・リーバイ)は、古代の魔術師から神のパワーを授かった最強のヒーローだが、真の姿は18歳の少年ビリー・バットソン(アッシャー・エンジェル)。魔法の言葉「シャザム!」を唱えると、最強のパワーを持った超絶マッチョなヒーローに変身する。しかし、見た目は大人でも中身は子ども。大人の事情を知らずに神を怒らせてしまい、復讐(ふくしゅう)に燃える神の娘たちが巨大ドラゴンを引き連れて地球に襲来。未曽有の危機にシャザムは世界のためではなく、自分を受け入れてくれた仲間たちのために立ち上がるが…。見た目は大人なのに中身は子どものヒーロー、シャザムの活躍を描いたアクションエンターテインメントのシリーズ第2弾。シャザムの日本版声優を担当した声優の宮野真守に、収録時のエピソードや吹き替え作品に臨む際の姿勢などを聞いた。

宮野真守 (C)エンタメOVO

-本作からシャザムの吹き替えを担当していますが、役が決まったときの感想や心境を聞かせてください。

 前作の『シャザム!』を楽しく見させていただいていたので、今回演じることになってとても驚いたのですが、僕自身しっかり表現できるように臨みたいと思いました。

-シャザムの印象は?

 見た目は大人だけど、中身は子どもという部分が、他のヒーローとは一線を画した存在になっているのかなと思います。作品の中でも、子どもだからやり取りがコミカルになったりする部分はありますが、そこだけではなくビリーの思春期の悩みや家族の問題や大事にするものがたくさんあるからこそ見えるヒーロー像があったり、ビビったり、おじけづいたり、面白半分で戦ったり、いろいろな描写が出てくるのですが、そういう本人の未熟さも含めて魅力になっているのではないかなと思っています。

-本編はいかがでしたか。

 物語の根本にある人とのつながりや仲間との絆を確かめ合うというテーマがとてもすてきだなと思っています。本編の中で「神々との戦い」が大きく出てきます。神との戦いとなると壮大で激しいバトルになると思うんですけど、シャザムの場合それだけではなく、やり取りが子どもらしかったりして、だまし討ちをしてみたりとか(笑)。一筋縄ではいかないシャザムが、神と戦うとこうなるんだってコメディー要素が盛り込まれてくるんです。しかしながら最終対決は壮大なスケールで、映像の迫力もふんだんに感じられるのでその勢いは圧巻でした。

-収録時のエピソードを聞かせてください。

 音響監督さんから「シャザムのキャラクターは非常に宮野くんに合っているね」って言ってもらえたのですごくうれしかったです。(収録中は)結構自由にやらせていただきました。

-収録時に意識していたことはありますか。

 吹き替えに臨むときは、日本語にすることによって伝わり方や表現の仕方が変わってくるので、ご覧になる皆さんに違和感がないように面白いものを届けたいと意識しています。僕も、俳優とか舞台もやる人間なので、体で表現したものの尊さを知っています。なのでザッカリーさんが表現したこと、彼が感じたものをしっかり自分に落とし込んで日本語にすることができたらいいなと思いました。難しい作業ですけど、とてもやりがいがあるなと思っています。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

堤真一「自分なりの演じ方」で描き出す 濵田崇裕、ローマは「僕が出会ったことがない人間」 「グレンギャリー・グレンロス」で初共演【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年10月10日

 堤真一と濵田崇裕が初共演にしてダブル主演を務める、Bunkamura Production 2026/DISCOVER WORLD THEATRE vol.17「グレンギャリー・グレンロス」が、11月6日から上演される。本作は、1983年 … 続きを読む

戸田菜穂「スッとあの時代に入っていけるような空気がありました」名作漫画の実写映画化で、昭和の母を好演『遥かな町へ』【インタビュー】

映画2026年10月9日

 10月9日から全国公開となる『遥かな町へ』は、「孤独のグルメ」「神々の山嶺」で知られる漫画家・谷口ジローの名作を実写映画化した作品だ。  建築デザイナーとして活躍する48歳の中原博史(大谷亮平)が、故郷・鳥取県の倉吉で母親の墓参りを済ませ … 続きを読む

【映画コラム】9月の公開映画から

映画2026年10月8日

「バックルームズ」(9月4日公開)★★★ 出口のない迷宮が生む恐怖  “あるはずのない隙間”から、黄色い壁に囲まれ蛍光灯に照らされた迷宮のような空間へ迷い込んだ男(キウェテル・イジョフォー)が、出口を求めてさまよう。インターネット発の都市伝 … 続きを読む

伊原六花「七五三掛さんが一緒で心強い」七五三掛龍也「伊原さんはオールマイティーな方」痛快リベンジ・エンターテインメントで共演「小麦とバターと復讐と」【インタビュー】

ドラマ2026年10月7日

 10月7日(水)よる11時からカンテレ・フジテレビ系全国ネット「水ドラ★イレブン」枠で、新ドラマ「小麦とバターと復讐と」がスタートする。  夫と助手に裏切られ、命を落としたパン職人の野崎ミチルが、2年前にタイムリープし、過去をやり直しなが … 続きを読む

川口春奈、高杉真宙「自分や家族、周りの人たちを大事にしようと思うきっかけになったらうれしいです」『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』【インタビュー】

映画2026年10月1日

 大腸がんによって24歳で他界した遠藤和(のどか)さんが亡くなる10日前までつづり続けた手記を映画化した『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』が、10月2日から全国公開される。本作で、主人公の和と夫の将一を演じた、川口春奈と高杉真 … 続きを読む

page top