伊野尾慧「この先、自分が死ぬのか死なないのか、僕も皆さんと同じ目線で楽しんでいます」 ドラマ「ダ・カーポしませんか?」【インタビュー】

2023年1月30日 / 08:00

 秋元康が企画・原作・脚本を手掛けるドラマ「ダ・カーポしませんか?」が、テレビ東京系で毎週月曜午後11時6分から放送中だ。本作は、事業の失敗、ギャンブル、慰謝料…借金を背負った8人の男女が、一発逆転のチャンスのために、金と命を懸けたデスゲームに挑むストーリー。本作で、借金を苦に会社で命を断とうとしていたが、ひょんなことから命と金を懸けた“運命ゲーム”に参加することになるサラリーマン・真澄太一を演じている伊野尾慧がインタビューに応じ、ドラマの見どころなどを語った。

(C)「ダ・カーポしませんか?」製作委員会

-「デスゲーム」をテーマにした秋元康氏企画のドラマですが、話を受けたときはどんな気持ちでしたか。

 デスゲームができるというのは、うれしいなと思いました。なかなかプライベートで「よし、デスゲームをやろうぜ!」と言ってやれるものではないですし、ドラマだったり、こういう世界の中じゃないとできない遊びなので、それをやれるというのは非常にいい経験だなと思いました。

-秋元さんの脚本を読んだ感想を教えてください。

 秋元さんはドラマの脚本だけではなくて、作詞だったり、バラエティーの演出もやられているので、ドラマでも引きが強くて、すごくキャッチ―だなと思いますし、見ている人を引き込ませるフックの部分が強いのかなという印象があります。今はまだ脚本が先の話までできていないので、この先、自分が死ぬのか、死なないのかというところも気になりますし、デスゲームで何をやるんだろうとか、僕も視聴者の皆さんとほぼ変わらない時間差で、いろんなことを知っていくので同じ目線で楽しんでいます。

-真澄太一というキャラクターについて、どのように役作りをして演じていますか。

 今までのドラマでは、役柄に原作があったり、物語の結末が分かっていたりしたのでキャラクター作りがしやすかったのですが、今回は僕らも先のストーリーを知らなくて、先々どうなっていくのか、はたまた本当にそういう人なのか、というところまで分からない部分があるので、役作りという点では非常に難しいなと思うのと同時に、逆にかなり自由なので、捉われ過ぎず、自由にやらせていただいています。生死に関わったり、お金のことが関わったりするので感情の振れ幅があったり、激しい言葉が多いので、普段なることのない感情の部分まで出せたらいいなと思っています。

-普段見られない伊野尾さんの表情が見られるドラマになっているのですね。

 そうですね。僕もそうですし、共演者の皆さんもそうだと思います。

-撮影現場の雰囲気はいかがですか。

 世代もバラバラですが、和気あいあいと楽しく話をしています。武田鉄矢さんが『七人の侍』の話をしてくださって、みんなで聞いたり、観月ありささんたちと今後の展開について話したりしています。今後、誰がどういう死に方をするのかとか、最後2人になったらどうするんだろうとか、そういう予想合戦をしています。

-命と金を懸けた「運命ゲーム」ということで、運が重要になってくる役どころですが、伊野尾さん自身は運がいい方だと思いますか。

 運がいいと思っていたいです。Hey! Say! JUMPに入れたことも運みたいなところがありますし、15年、16年と活動できているので、やっぱり運がいいなと思います。

-運気をアップしたり、験を担ぐためにやっていることはありますか。

 僕は基本的には、そういうものを一切信じないタイプなのですが、最近は、逆に信じて取り入れてみようと思って、占いやおはらいとかを信じるようにしています。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

二宮和也「子どもたちの映画館デビューに持ってこいの作品です」『シナぷしゅ THE MOVIE ぷしゅほっぺダンシングPARTY』【インタビュー】

映画2025年5月17日

 テレ東系で毎週月~金、朝7時30分から放送中の乳幼児向け番組「シナぷしゅ」の映画化第2弾。番組のメインキャラクター「ぷしゅぷしゅ」と相棒「にゅう」が、バカンスで訪れた「どんぐりアイランド」を舞台に繰り広げる冒険をオリジナルストーリーで描き … 続きを読む

【週末映画コラム】異色ホラーを2本 デミ・ムーアがそこまでやるか…『サブスタンス』/現代性を持った古典の映画化『ノスフェラトゥ』

映画2025年5月16日

『サブスタンス』(5月16日公開)  50歳の誕生日を迎えた元人気女優のエリザベス・スパークル(デミ・ムーア)は、容姿の衰えによってレギュラー番組を降ろされたことから、若さと美しさと完璧な自分が得られるという、禁断の再生医療「サブスタンス= … 続きを読む

新原泰佑、世界初ミュージカル化「梨泰院クラス」に挑む「これは1つの総合芸術」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年5月16日

 世界中で大ヒットを記録した「梨泰院クラス」が、初めてミュージカル化される。主人公のパク・セロイを演じるのは小瀧望。日本・韓国・アメリカのクリエーターが集結し、さまざまな人種が混じり合う自由な街・梨泰院で権力格差や理不尽な出来事に立ち向かう … 続きを読む

グレッグ・ターザン・デイビス「とにかく、ただ純粋に面白い映画を撮ることだけが、自分たちに与えられたミッションでした」『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』【インタビュー】

映画2025年5月15日

 トム・クルーズ主演の大ヒットスパイアクション「ミッション:インポッシブル」シリーズの第8作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』が、5月23日の公開に先駆けて17日から先行上映される。前作『ミッション:インポッシブル/デッ … 続きを読む

研ナオコ、認知症のおばあちゃん役で9年ぶりの映画主演「主演女優賞を狙ってます(笑)」岡﨑育之介監督「研さんの人生の奥行きがにじみ出た」『うぉっしゅ』【インタビュー】

映画2025年5月12日

 人生に迷いながらソープ嬢として働く若い女性・加那と、彼女に介護されることになった認知症の祖母・紀江の交流を明るくポップなタッチで描いたユニークな映画『うぉっしゅ』が絶賛公開中だ。  本作で、加那を演じる若手注目株の中尾有伽と共に、紀江役で … 続きを読む

Willfriends

page top