鈴木福、「もう子役じゃないんだから」の言葉で目覚めた俳優としての自覚【インタビュー】

2022年8月5日 / 08:00

-小さい頃から、芝居をすることは楽しかったですか。

 小さいときは、お芝居をすることというよりは、現場でいろいろな方とお話しすることや、現場に行くということ自体が好きだった気がします。もちろん、お芝居が好きだから続けられたんだと思いますが、本当にお芝居がやりたいと思ったのは最近です。それまでは、楽しい場所に行きたいとか、みんなと一緒に楽しいことがしたいとか、あとは普通はあまりできないようなことをやりたいという思いが強かったんだと思います。今でも人と一緒に何かをするのが好きで、その延長でこうしてお仕事をしているんだと思いますが、自分の中では“好き度”や“やりたい欲”が高まっているのを感じます。

-芝居をしたいと強く思うようになったのは、何かきっかけがあったんですか。

 ありました。あまり話すことではないですが…。ある映画監督さんに「もう子役じゃないんだから」ということを言わせてしまって…。それで、俳優としてしっかり頑張らなくてはいけないと思うようになったときに、今も教わっているお芝居の先生と出会い、自分が何も知らなかったことに気づかせてもらいました。実は、この話、もっと一人前になってからしようと思っていたんです(笑)。なので、今、話すのはカッコ悪いんですが…。

-それは余計なことを聞いてしまいました…。ですが、そのときに壁にぶち当たるまでは、大きな苦労はなかったのですか。

 慣れてしまっていたところはあったと思います。よく、子役から成長していく段階でお仕事が減るといいますが、僕はその頃からバラエティー番組にも呼んでいただけるようになって、バラエティーも楽しいし、お芝居もやらせていただけるならやるという状況だったので。ただ、今よりも熱量は低かったと思います。それは本当に反省すべき部分です。

-今は俳優としてどんな夢や目標がありますか。

 ずっと言っていますが(笑)、「仮面ライダー」になりたいです。それから、皆さんから評価されることも大切だと思いますし、一生、俳優を続けたいですし、そのとき、自分が一番やりたいと思っていることをやれるようになっていたいです。

-では、改めて本作の見どころをお願いします。

 すごく笑える作品になると思うので、皆さんに、笑って、楽しんでいただいて、「心に残ったね、いいね」と思って帰っていただけるように、僕もしっかりと自分の役割を果たしたいと思います。僕を子どもの頃からを知っている方もたくさんいらっしゃると思うので、いい俳優になったと思っていただけるお芝居を見せられるようにこれから頑張っていくので、ぜひ楽しみにしていてください。こうして、インタビューを受けるたびに自分でハードルを上げてしまっているので(笑)、頑張ります!

(取材・文・写真/嶋田真己)

舞台「きっとこれもリハーサル」

 舞台「きっとこれもリハーサル」は、9月29日~10月13日に都内・新国立劇場 小劇場、10月22日に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで上演。
公式サイト https://koreriha.com

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

片山友希、MEGUMI「間違えても失敗しても、とにかく前に進み続けるということはお伝えできたかなと思います」『FUJIKO』【インタビュー】

映画2026年6月15日

-MEGUMIさんから見た彼女の演技はいかがでしたか。 MEGUMI 素晴らしかったです。今いろいろな方にこの映画を見ていただいているんですけど、ヨーロッパの方からも日本の方からも、「主演の片山さんが本当にすごいね」という声をたくさんいただ … 続きを読む

舞台「キングダムII ―継承―」三浦宏規・高野洸・山本千尋・山口祐一郎、「死力を尽くさなければいけない」作品に再び挑む【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年6月12日

 累計発行部数1億2000万部を突破した、原泰久による大ヒット漫画を原作とした舞台の第2弾となる「キングダムII ―継承―」が、8月9日から上演される。本作は、苛烈な戦乱の中にある中国・春秋戦国時代を舞台に、戦災孤児の少年・信と、のちの始皇 … 続きを読む

「豊臣兄弟!」第22回「播磨大誤算」戦国の世の難しさを印象付けた播磨攻略戦【大河ドラマコラム】

ドラマ2026年6月11日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中。小一郎と秀吉が播磨攻略に難渋する様子を描いた6月7 … 続きを読む

山本耕史、「RENT」に続き全編英語上演に挑む「ゼロからのスタートだけどやるしかない」 日米合作ブロードウェイミュージカル「フル・モンティ」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年6月11日

 山本耕史が、ゆりやんレトリィバァとブロードウェイで活躍するキャストとともに挑む、日米合作ブロードウェイミュージカル「フル・モンティ」が、8月19日から上演される。本作は、1997年に映画をもとに誕生し、トニー賞作品賞を含む9部門にノミネー … 続きを読む

吹越満 俳優になった理由は「映画に出たかったから」昭和の文豪・谷崎潤一郎原作の『鍵』で主演【インタビュー】

映画2026年6月10日

-久しぶりの主演作を経験し、お芝居について改めて気づいたことはありますか。  今後は、今までとは違うお芝居のアプローチに挑戦していってもいいのかな、と考えるきっかけになった気がします。現場で「ああすればよかった」、「こうすればよかった」とい … 続きを読む

page top